リーダーの覚悟と決断:あの時にもし、ゼレンスキー大統領が亡命を選択していたら

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こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

新年度になっても、選挙はどこまでも続きます。本日は京都市北区と北名古屋市へ。

維新の仲間が全国に増え、応援の依頼をいただけるのはありがたいことです。

微力ではありますがさらなる地方議員の誕生・政策実現に向けて、私もできるかぎりのバックアップを続けていきたいと思います。

さて、ウクライナ情勢はここ数日で大きく動き、ロシア軍がキエフ周辺から撤退、ウクライナが周辺地域を奪還しつつあることが報じられています。

戦争初期には「ウクライナ軍の対空能力が無力化された」「キエフ(キーウ)陥落は目前」とまで言われていたのに、一ヶ月後のこの撃退劇をどれだけの人が想定していたでしょうか…。

様々な分析が専門家からなされていますが、やはり、ゼレンスキー大統領の有事における類稀な決断力・リーダシップと、それがもたらしたウクライナ国民の士気の高さが特筆すべきファクターなのだと思います。

他の多くの人がそうだったように、私も当初、ゼレンスキー大統領は亡命して亡命政府を作った方が良いと思っていました。

私自身がもし大統領の立場だったら、そのような決断をしたのかもしれません。一旦は引いて、粘り強く海外から反転攻勢するのだと。

しかしゼレンスキー大統領が国内に留まらなければおそらく、これほどウクライナ軍と国民が一丸となって闘いロシア軍を撃退することはできなかった可能性が高いでしょう。

加えてウクライナが奪還したロシア軍の占領地域で、民間人の虐殺などが行われた形跡が報じられているのを見るにつき、

「ゼレンスキー大統領もウクライナ軍も降伏して、命を最優先にして交渉するべきだ」

という主張は、少なくとも現時点では間違っていたのだと判断せざるを得ないと個人的には思います。

まったく立場は異なりますが、私も政治家の一人として、有事の際にゼレンスキー大統領のような決断をすることができるだろうか。

そんなことを深く考えつつ、引き続きウクライナ支援のために日本や日本の政治家ができることを考え、一つでも実行に移すべく行動してまいります。

それでは、また明日。

ゼレンスキー大統領FBより(編集部)


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年4月2日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。

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