ウクライナ戦争が始まって以来、大炎上を続けている橋下徹さんが、またも燃料投下。今度のターゲットはアゴラの篠田英朗さんの記事です。
【いま人気の記事1位】篠田 英朗: 橋下徹氏に見る憲法学通説の病理 https://t.co/5k3xjRHKLQ #アゴラ
— アゴラ (@agora_japan) April 3, 2022
これに対する橋下さんの反論はこんなふうに始まります。今度は「理屈で返す」というので、中身のある論争が始まるかと思ったんですが…
国際法学者篠田氏の大きな間違い)篠田氏が僕のことを色々言っているが、お互いに世界観が違うことは当たり前のこと。それを篠田氏は学者がよくやる橋下の勉強不足だ、無知だ、平和ボケだと批判してきたので議論にならなかった。今回は理屈で来たので理屈で返す。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) April 3, 2022
憲法第9条は改正する必要があるが、戦争が始まったら国民を犠牲にしてはいけないという意味不明の話。
しかしいざ戦争が始まって軍事力やその装備を国家権力が「使う」場面では、国民を犠牲にするような権力行使の仕方は憲法によって制約されるという持論。今の日本ではこの点の整理や議論がない。日本の憲法論でも戦争を前提とした戦争指導における憲法論は存在しない。ここはこれからの日本に超重要。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) April 3, 2022
これには各方面から、さっそくツッコミが来ました。
あなたのいうところの「軍事力・装備」は「使う」前提だからこそ抑止力たり得るのであって、持っていても使いませんよなんて宣言したら何の抑止力にもならんがな。 https://t.co/APrniBiP9T
— 藤怜志🇺🇦🇯🇵~JAPAN STANDS WITH UKRAINE~ (@fuj_sato) April 3, 2022
篠田さんが「研究室の中しか知らない学者だ」という批判は、ちょっと違うんじゃないでしょうか。
また橋下徹が国際紛争の現地で汗水流して働いて貢献してきた篠田英朗先生を「国民と接していない学者」だとか的外れなことを言ってる・・・実績からして有り得ない妄言。そもそもウクライナが首都防衛に成功したタイミングで言われましてもね。 https://t.co/27xC6aC3XY
— JSF (@rockfish31) April 2, 2022
なぜかアゴラの池田が登場して、街頭演説やれという話に。
篠田氏が付き合っている周辺の者、特に池田氏と街頭演説をしたみたら分かる。誰も話を聞いてくれないだろう。百田グループもネットの中では熱烈な特定支持グループがあるが、愛知県知事のリコール運動では見向きもされなかった。仮に政治グループを作っても議席は獲得できないだろう。
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) April 3, 2022
言葉づかいが荒っぽいのは話が盛り上がっていいのですが、自分を棚に上げて篠田さんを罵倒するのはいただけません。
橋下さんが篠田さんに対するツイートで言った言葉として、例えば次のようなものがあります。
「いよいよ頭がおかしくなった」「正気か?」「バカ官僚そのもの」「アホか!」「心底頭悪い」「超お花畑」
橋下さんはこれで議論になるとお考えですか? https://t.co/kpETxFexhJ
— おじゃま虫雄 (@Sata17221) April 3, 2022
アゴラも橋下さんのおかげでアクセスが増えたので、大阪に足を向けて寝られませんが、もうちょっと中身のある論争をしてほしいものです。