黒いランドセルがトラウマの女性に「悪夢再現」 探偵!ナイトスクープのドッキリが物議「酷すぎ」

J-CASTニュース

   2022年3月18日放送のバラエティ番組「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送テレビ)の演出がネットで物議を醸している。依頼者のトラウマをネタにするような演出に、不快感を覚えたとする声が多く上がっている。

  • 赤いランドセルを背負いたいという女性から依頼(写真はイメージです)

    赤いランドセルを背負いたいという女性から依頼(写真はイメージです)

  • 赤いランドセルを背負いたいという女性から依頼(写真はイメージです)

「男のカバンのメガネ猿」

   問題となっているのは「背負えなかった赤いランドセル」というタイトルの依頼だ。

   あるトラウマを抱えているという依頼者の女性は、もうすぐ60歳になる節目にトラウマを「いい思い出に変えたい」と願っているという。

   そのトラウマとは、祖母がデパートで購入し贈ってくれたランドセルの色が黒色だったため、小学校の6年間、黒いランドセルを背負っていたこと。女性が小学生だった当時、ランドセルの色は女子が赤、男子が黒、が主流だったという。

   幼稚園児の頃から黒縁メガネをかけおかっぱ頭だった女性は、ランドセルの色とも相まって周りから馬鹿にされ、友達を作ることもできなかった。依頼文では、「友達もできず、小学校に何一ついい思い出がないまま卒業しました」としていた。

   卒業してからもトラウマが消えることはなかったため、60歳という人生の節目に、背負えなかった赤いランドセルを背負ってみたいと番組に依頼を出したという。

   番組では「探偵」の石田靖さんが金田さんのもとを訪れ実際に話を聞いた。女性は、

「『え~黒!?』って感じで、デパートの方で取り違えたのかな、とか思ったんですよ。でも、うちの父も母も『来たものをそのまま使え』と。『祖母のやったことは絶対だ』みたいな」

と当時を振り返った。泣きながら両親に訴えたものの「絶対、替えてくれなかったです」と両親の意思は固かったという。

   石田さんが「黒いカバンを背負ってて、なんて言われたんですか?」と質問すると、女性は「男のカバンのメガネ猿」と呼ばれていたと明かした。

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