プロの火加減を自宅で実現するIoT調理ツール「Hestan Cue(ヘタンキュー)」再販

CNET Japan

 Felicidadは2月24日、IHヒーターと調理器具、専用アプリがBluetoothで連動するスマートキッチン家電「Hestan Cue」(ヘスタンキュー)の再販を取扱店舗および、ECサイトにて開始したと発表した。

 
 

 Hestan Cueは、世界20カ国以上で展開するスマートキッチン家電。スマートIHヒーター(税込5万5000円)とスマートフライパン(税込3万3000円)または、スマートソースパン(税込3万3000円)を組み合わせて利用する。

 ミシュラン星付きレストランのシェフや料理研究家などによるレシピが専用アプリ内でプログラム化され、IHヒーター・調理器具と連動。料理の行程の中で最も難しいとされる加熱温度・加熱時間を自動でコントロールするのが特徴だ。

 
 

 搭載する「コントロールモード」を利用すれば、調理中の温度を38度〜259度まで設定でき、タイマー機能と合わせて調理することで、カレーや肉じゃが・角煮などのほったらかし料理や低温調理も可能。

 
 

 同社によると、米国本社のキッチンラボでは、「Culinary Scientist(カリナリーサイエンティスト)」と呼ばれる食の科学者や専属シェフが実験を繰り返し、食材やレシピごとにステンレスの調理器具に最も合った温度帯をデータ化しているという。

 また、アプリ内のレシピは全て動画化されており、下ごしらえから盛り付けまで、調理工程ごとに30秒程度で構成された動画が視聴可能。

 肉や魚を焼くステップのあるレシピには、個体の重量や計測したサイズを入力し、好みの焼き加減を選択するだけで焼き上げることができる。

 アプリ内で検索可能なレシピは、約450種類を用意。冷蔵庫にある食材や好きな料理のジャンル、想定される食事シーンなどからレシピを検索できる。

 日本独自で開発している和食レシピも現在40種類ほど掲載しており、国内の有名レストランが監修した秘伝のレシピなど、随時更新するという。

 
 

 同社によると今後は、有名シェフとのコラボレーションや、調理師学校との共同開発、料理研究家の監修レシピなどを予定する。

 また、食材ECサイトとの連動や、レシピをミールキット化して提供することなども検討。加えて、郷土料理など日本各地の料理をレシピ化し、郷土料理に使われる地方食材をアプリ経由で購入できる環境を整えることで、地方創生の一助としての発展も目指すという。

 
 

 さらに、減塩・低糖質・高タンパク・低カロリーなどの食事制限にあわせてパーソナライズされた献立の提案など、健康的な食生活をサポートも考慮していくとしている。

 
 
 
 

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