都内の「ガチ中華料理」に異変 – キャリコネニュース

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写真:昼間たかし

このごろ都に流行るものサイゼ、スタバに「ガチ中華」……というわけで、日本風にアレンジされていない、本土そのままの中華料理「ガチ中華」が盛り上がっている。

以前から「これぞ本場」という店は、都内なら池袋や高田馬場、亀戸など、在日中国人が集まりやすいエリアの繁華街に複数存在していた。昨年6月『攻略!東京ディープチャイナ』(産学社)が出版されるなどして話題にのぼりはじめ、秋ごろからは一般誌や地上波にも登場するようになった。(文:昼間たかし)

日本にいながら中国旅行気分

写真:昼間たかし

そんなガチ中華だが、いわゆる日本の「町中華」のつもりで訪れてしまうと、明らかに「違う雰囲気」に圧倒される。

そもそも店に入った途端、聞こえてくるのは中国語。メニューも中国語で、パット見わからないものばかり。「カイコの串焼き」やザリガニ料理など、知らない人ならギョッとする料理も当たり前。一部の店では犬肉の料理もメニューにあった。

メインの「お客さま」は中国人であって、日本人ではないのだから当然だ。逆に料理の味付けが現地そのままで、日本にいながら中国旅行気分を楽しめるのはよい。日本語もだいたい通じることが多い。

そんなことで、「行く相手を選ぶ」店。そもそもガチ中華の集まる池袋北口なんて、その典型例。再開発の進む池袋にあって昭和的なヤバさが残るエリアである。サイゼとは全く別の意味で、初めてのデートに行く店ではない……はずだった。

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