【550円】ニチレイの新作冷食「黒醤油炒飯」が強気価格で気になったので食べてみた → なぜ高いのかというと…

ロケットニュース24

ウ、ウソだろ……。思わず冷凍食品コーナーの前で足を止めて二度見した。視線の先にあったのはニチレイの「黒醤油炒飯」。何より驚いたのは550円の強気価格だ。待て待て、500円を超えてくる冷凍炒飯ってそうないぞ?

2022年2月から一部の冷食が値上げされると知っちゃいたけど、いくらなんでもぶち上げすぎだろ……と一瞬思ったものの、裏を返せばそれだけウマいということだろう。安定のニチレイだし、いっちょ試してみるか!

・ニチレイの新作炒飯

2022年2月1日より発売となった黒醤油炒飯。果たして550円もする理由はどこにあるのか、その特徴を探るべく公式HPを覗いてみたら……なるほど、なるほど。特にない。

中華料理店で人気の中国醤油を使った黒醤油炒飯であること。そして中国醤油をたっぷり使用していることや高菜漬け、オイスターソースが隠し味でっせくらいしか書いていなかった。ふむ、てっきりイイ肉がゴロゴロ入っているのかと予想してたのに。


・黒醤油炒飯の感想

まぁ、何はともあれ一度食べてみよう。作る手順としては他の炒飯と同じく、電子レンジorフライパン調理の2択といたってシンプル。今回は洗い物を少しでも減らすため、レンチンで作ることにした。まずは袋から中身を取り出すと……

430gのモリモリ仕様だけに、皿から溢れんばかりの量が入っていた。んで、サランラップはかけずにOKで、あとは指定された時間をチンすれば完成となる。そして出来上がったのがこちら!

なんというか、あまり主張が激しくない炒飯である。香り、色合い、これと言って特筆すべきものはないが、きっと熟成した醤油の旨みとやらが脳を溶かしてくれるのだろう。ということで、さっそく肝心のお味を確かめてみた……って、あれっ?

げ、激ウマとは言えない。正直に告白すると、これが550円の価値があるかと問われたら首を傾げてしまう自分がいるのだ。味が濃いけど濃すぎない絶妙なラインを攻めてきており、確かに美味しい炒飯なことは間違いない。

時折、顔を覗かせる高菜、シャキッとしたネギ、タケノコも入っていることから和風っぽいメニューで美味しいことも間違いない。ニンニクでゴリ押すような炒飯が苦手な人はきっと気に入りそう……でも……それでも……

どうしても価格のことが引っかかって、ちょっとばかり高いと感じてしまう。頻繁に冷凍炒飯を食べている身からすると、ワンコインの壁を越えるからにはそれ相応のクオリティがあって欲しいというのが本音だ。これなら私は「本格炒め炒飯」の方を絶対に買う。

ぶっちゃけ、これを550円で売るのは大きく出たなと言わざるを得ない。せめて肉の質であったり、量をマシマシにしてくれないと個人的には納得がいかないレベルである。……と激おこしたあと、私は思わぬ事実を知ることになる


・思わぬ事実が発覚

どうしても価格が腑に落ちなかったのと、自分が黒醤油炒飯の良さに気づけなかった可能性を消したい……つまりはバカ舌に認定されることを恐れるあまり価格を調べ倒すことにしたのである。

といってもレシートを確認した時点ですべてが明らかになったのだが、なんとそこには急転直下の記載があって……

_人人人人人人人人人人人_
> 黒醤油炒飯 ¥278 <
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どうやらお店が価格表示を間違えていたらしい。ということで前言撤回。278円であれば優秀な冷凍炒飯だから、気になる人は一度食べてみるといいだろう。野菜炒めとか薄味のものと一緒に、あとは目玉焼きを乗せても美味しくなると思うぞ〜!

参考リンク:ニチレイ「黒醤油炒飯」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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