電柱に巻かれている黄色と黒のあの帯。腹巻にしか見えないので腹巻にしてみた。
電柱に巻かれている黄色と黒の帯。そう、あのシマシマのやつである
人間の胴回りくらいの電柱に巻かれた帯。どう考えても腹巻っぽい。事実、杉の木に防虫のためにまかれている「こも巻き」とならんで日本三大腹巻っぽいものとしてあげられることが多い(嘘です)
ちなみにあの帯は貼り付けたものを目立たせ、自動車などの衝突を避けるために取り付けられているらしい。正式名称は「電柱標識板」という。
その見た目からゼブラシートとも呼ばれているらしい。私自身、物心ついた頃からあの帯を見て「腹巻っぽいな」と思ってきた。それは大人になった今でも同じ。しかし、電柱を見かけるたびに自動的に「腹巻っぽいな」と思うのはもう嫌なのだ。
腹巻の呪縛から逃れたい。いっそのこと腹巻にしてみてはどうだろう。腹巻にしてみていいですか?ありがとうございます。腹巻にしてみます。
電柱標識板の柄の腹巻を作ろう
黒い腹巻に先ほど切った短尺状の黄色いフェルトをくっつけたい。使うものはこちら。
裁縫を無理やり工作というジャンルに引き摺り込む感じがして素敵な道具である。
スティックのりタイプは、アイロンがいらない。布に塗りつけて圧着するだけでいい。が、後日ペロリと剥がれた。くっつく力でいえば、液タイプの方が上な気がする。
子どもの紙工作みたいに、ざくざく切って、ぺたぺた貼るだけでさくさく進んだ。完成した電柱腹巻がこちらである。
着てみよう
今回は日常的に腹巻を利用している長男にモデルをお願いする。せっかくなので電柱っぽい色使いのグレーのパジャマも用意した。
工業製品をふわふわしたものに変えて、子どもにづけるとだいたい可愛くなるという法則を見つけたかもしれない。
巻こうぜ腹巻
この世でいちばん車が衝突したくないのは子どもだろう。電柱標識板は、自動車などの衝突を避けるために取り付けられている。電柱標識板を腹巻に取り込んだら、ギラギラ目立つし、意外と実用的なデザインなのかもしれない。
問題は屋外で腹巻を身につける機会はあまりないことである。