マミー型と封筒型を合体! L字に開くダウン寝袋がNANGAから登場

GIZMODO

掛け布団にもなるよ!

ダウンウェアや寝袋、掛け布団など、多様な羽毛製品を手掛けている国産メーカーのナンガ。ナンガの寝袋といえばアウトドアファンの憧れギアでもありますが、そんなナンガから新しいスタイルの寝袋「AURORA SQUARE FOOT」が発表されました。

キャンプや登山に欠かせない寝袋は、大きく分けてマミー型封筒型の2種類に大別されます。マミー型はミノムシのような形状の寝袋で、全身を隙間なく包むため保温性は優秀ですが、ちょいと窮屈。封筒型は掛け布団を折り畳んだような形状で、動きやすいもののマミー型に比べると保温性に劣ります。

で、今回発表された「AURORA SQUARE FOOT」は、このマミー型と封筒型を融合させたスタイル。全身を包むマミー型をベースに、サイドのジッパーをL字にオープンさせることで封筒型のような快適性を実現しました。

こうやって、ガバっとフルオープンさせることが可能。上の部分の繋がっているところも完全に分離できるので、一枚のブランケットのような使い方ができます。マミー型は足元が窮屈でしたが、これならその心配もなし。頭側のドローコードを絞れば保温性も高まりますね。採用しているダウンは650FP(フィルパワー)。

ダブルジップなので、足元だけ開けてベンチレーションを作ることも。足元が暑くて寝苦しいと感じる人には嬉しい仕様です。一方でマミー型では足元にダウンの塊がありますが、こちらはダウンの代わりに足元にジッパーがあるため足元冷えを感じる人もいるかも。そんな時は足元にタオルやブランケットを詰めて、空気の層を減らせば対策可能です。

表地はハリ感があって頑丈なAURORA TEXナイロン。裏地は40dnナイロンタフタ。僕はナンガの3シーズン寝袋「オーロラライト450DX」を使ってますが、足元の広々さやジッパーを開けてのブランケット使いなど、すごく使いやすいだろうなーと妄想してます。足元が快適なマミー型とか、かなり理想の寝袋よ。

カラバリはCOYOTE、KHA、それから等高線を意味するCONTOURの3種類。羽毛量も選べて、2022年4月上旬発売予定です。ハイブリッドに使いやすいマミー型として、ナンガの新定番になりそうな予感がビンビンです。

Source: ナンガ
Photos: ヤマダユウス型