薄暗い夜の街に、ぼんやり浮かぶ青い光。
夜の東横インの看板はきれいだ。青く優しく光る「東横イン」の文字に、なんだか癒される。
小さな東横インの看板を作って、自分の部屋でも出先でも、どこでも青い光に癒されたい。
東横インの青い光に癒されたい
東横インの看板は夜になると青い光を放つ。「東横イン」の文字部分だけがぼんやりと青く浮き上がり、なんとも美しい。
この青い光、めちゃくちゃきれいでいつも見惚れてしまう。無機質なビル街に突如現れるささやかなイルミネーションである。
ところでみなさん、東京五輪の野球はご覧になっただろうか。会場の横浜スタジアム内の広告は権利の関係ですべてマスキングされて見えないようになっていた。そんな中、強打者の大飛球でカメラは横からのアングルに。一塁側の向こうに見えるのはビル街のなかにぼんやり浮かぶ「東横イン」の文字。なんというか、その力強さになんだか勇気づけられた。
これは昼の画像ですが、こんな感じでぼんやり「東横イン」の文字が浮かんでました
この癒される、かつ力強い光を作って、ぜひとも「どこでも夜の東横イン」としたいのだ。
「どこでも夜の東横イン」をつくる
というわけで、青く光る「東横イン」看板の模型をつくっていく。
ぼんやりきれいに青く「東横イン」の文字を光らせるにはどうすべきかひと通り検討してみたが、今回は行燈のような形でつくることにした。
行燈の周りを囲うプラ板は文字部分だけを切り抜いて、「東横イン」の形に光を透過させるのだ。まずはこの切り抜き作業をしていく。
プラ板の加工は繊細でたいへん骨が折れる作業であった。大学院での研究の息抜きにと思って作業を始めたが、ここまでの作業であれよあれよと3日ほど費やしている。東横インをつくりながら息抜きに研究を進めるという、主従が逆転した格好になっている。あれれ、冷や汗冷や汗。
骨組みにプラ板を貼り付け、光源を仕込む。これで「どこでも夜の東横イン」の完成だ!
部屋に夜の東横インが生まれた
それではお待ちかね。部屋を暗くして光らせてみよう。
自分の部屋に東横インが現れた。本家に匹敵する青い光のぼんやり感。たまらない!
こんなのずっと眺めていられるじゃないですか。
どこでも夜の東横イン!ここに爆誕!!
イルミネーションに紛れてみる
お手軽に、東横インを部屋へ召喚することはできた。
今度は、簡単に持ち運べる「どこでも夜の東横イン」の利点を活かしていきたいところだ。ちょうどイルミネーションが開催されていたので東横インを持って紛れてみようと思う。
まずはそのままイルミネーションの前に立ってみる。
色的にはぴったりではあるが、なんというか不条理な光景である。きれいではある。でも不条理としか言いようがない。すれ違う人々がほとんど半笑いだ。僕は歩くきれいな不条理なのだ。
東横インを持って立つと宣伝の人みたいになるのも違和感の一因かもしれない。カラオケ館の近くにこう言う人いますよね。
東横インとイルミネーションだけで写真を撮ってみた。それはどうだろう。
東横インの青い光はイルミネーションに大変マッチしている。でも見ている光景が合成写真にしか見えない。違和感のせいでちょっと脳が沸騰しそうになってきたので、この辺でイルミネーションからは失礼しようと思います。
せっかくなので、家に帰る前にひとつ挨拶をしておこう。それは……
感動の親子共演を果たしたところで本当に帰ります。興奮冷めやらぬまま。
デリバリー東横イン、めちゃめちゃ楽しい。ぬいぐるみを持って写真を撮る「ぬい撮り」のようなブームの気配がする。
せっかくなら七色に光らせよう
ここまでやってはっと気づいた。光源の色を青に固定する必要はないのではないかと。
東横インはもっと自由でいいはずだ。せっかくならば虹色に光らせてゲーミング東横インにしよう。
さて、東横インはどのように輝くだろう……スイッチオン!
なにこれ見たことない(当たり前だ)!!!
確変状態の東横インみたいになった。たぶん空室が65536室あると思う。無双状態の東横インだ。
いろんな色に光る東横イン。2021年の大晦日にこの記事を書いているのだが、これが2021年最も興奮したものと言っても過言ではない。紅白のテーマも「カラフル」だし、こういうのもあっていいと思う。
東横インのぼんやりした光で癒されようと思って模型を作ってみたが、癒されるどころか一周まわって興奮してしまった。いけないいけない。
こんどは本当に東横インに泊まって疲れを癒そうと思います。
次は「どこでも夜の臨海セミナー」だろうか
やはり青い光は癒される。イルミネーションに青いLEDが多く使われているのには納得がいく。青く光る看板といえば、うーん。次は臨海セミナーだろうか。
夜の森の中で「臨海セミナー」の文字がぼんやり光っているとか。いや、おもしろ怖い。8:2で怖いが勝つのでやめておきます。