人間ではなくプログラムによって特定のテキストを読み上げさせる音声合成ソフトは数多く存在しています。ソフトに使われる音声合成エンジンにはさまざまな種類があり、複数の音声合成エンジンや音声ライブラリを使うことができる汎用合成音声エディタ「ユニコエ」をビスさんが公開しています。
ユニコエ 公式サイト
https://sites.google.com/view/unicoe/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
ユニコエがどういうアプリなのかは以下のムービーを見るとよくわかります。
ユニコエでは音声合成エンジンや音声ライブラリを複数登録することができます。
選択した音声合成エンジンが、中央に入力されたテキストを読み上げてくれます。
イントネーションはフレーズごとに調整可能。
また、音声ライブラリの立ち絵も表示されます。
ユニコエは、公式サイトにアクセスして「ダウンロード」をクリックし、表示されるダウンロードリンクをクリックします。
Googleドライブに遷移するので、記事作成時点でアップロードされていた「UniCoe_v1.4.zip」をダウンロードします。ファイルサイズは約138MBです。
「エラーを無視してダウンロード」をクリックして、手元にZIPファイルを保存します。
保存したUniCoe_v1.4.zipをWindowsの標準機能やExplzhなどのソフトを使って解凍。「UniCoe」フォルダを開きます
「UniCoe.exe」をダブルクリックして起動。
起動したユニコエはこんな感じ。初期状態では、ビスさんが独自に開発したUtaSongエンジンとUtaTalkエンジンが、音声ライブラリとしてつくよみちゃんが登録されています。
試しに「つくよみちゃんトーク」を登録してから中央にテキストを入力し、再生ボタンをクリックすると、自動でテキストを読み上げてくれました。
実際に読んでもらったところが以下のムービーで、イントネーションがデフォルト設定のままなので、片言で読み上げている感じが強い印象ですが、音量や話す速度、声の高さ、抑揚、イントネーションの位置を調整することも可能です。
汎用合成音声エディタ「ユニコエ」+つくよみちゃんにセリフを読み上げてもらったところ – YouTube
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ユニコエは個人・法人を問わず自由に使用可能で、再配布のみ禁止となっています。ただし、プリインストールされているライブラリおよびエンジンを取り除いた再配布可能パッケージが用意されています。
再配布について
https://sites.google.com/view/unicoe/%E5%86%8D%E9%85%8D%E5%B8%83%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
また、生成される音声の利用にはライセンスが付与されませんが、音声合成エンジンおよび音声ライブラリにはライセンスと利用規約が定められており、クレジットとしてニコニ・コモンズのページを親作品登録した上でクレジット表記を伴うことが推奨されています。
なお、ユニコエのソースコードはMITライセンスの下で、GitHubで公開されています。
GitHub – biss-git/YomiageLibrary: トークソフト用GUIプラットフォーム
https://github.com/biss-git/YomiageLibrary
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