毎年多くの福袋を購入する私が「これだけは絶対に外せない」と思っているのが、コスメ系ドラッグストア『アインズトルペ』の福袋である。過去の記事でもお伝えしたが、アインズトルペ福袋の素晴らしさは “変わらないこと” だ。
人気コスメの中でも「殿堂入りクラス」とされるものだけを、毎年変わらずお得な値段で売る……ある意味「福袋のていを成していない」とも言えるほど、ただただお得なんだよね。アインズトルペの福袋ってヤツは。
と、思っていたのだが……！ 2022年のアインズトルペ福袋を見た私は初めて、一抹の違和感を抱いてしまった。どういうことかご説明しよう。
・通販なしのストロングスタイル
アインズトルペの福袋は毎年、店舗での初売り販売が基本。予約や通販は行っていないので、欲しければ店へ行くしかない。
なおアインズトルペ福袋は例年『クロエ オードパルファム』『ウェレダのボディオイル』『クリニークの拭き取り化粧水』『ロクシタンのハンドクリーム』あたりが主なスタメン選手となっている。福袋の価格によってスタメンが多少入れ替わるスタイルだ。
もちろん狙うは一番高い『7700円（税込）の福袋』だが、果たして今年のラインナップは……
・クラランス フィックスメイクアップ（50ml）
・ランバン エクラドゥアルページュオードパルファム（30ml）
・クリニーク クラリファイングローション2（400ml）
・ロクシタン シアハンドクリーム（30ml）
……えっ、コレ!? たった4アイテム……しかもクロエじゃなくてランバンなの!?
2番目に高い5500円（税込）のほうにはクロエ入ってるけど……こっちはたったの3アイテムかよ！
・悩んだ末に
長考の末、私は7700円の福袋を買うことにした。ランバン公式サイトによるとクロエ・オードパルファム（30ml）の定価は9350円、ランバン・エクラドゥアルページュオードパルファムの定価は7260円。定価だけ見ると「そこまでガタガタ言わんでも」って気もする。
が……香水好きの女子ならお気づきだろう。クロエとランバンじゃ一般的に、小売店での値引率が全く異なる。ランバンは2000円くらいで売られていることも多いが、クロエはあまり値段が下がらない。要するにクロエとランバンじゃ、元々の価値が違いすぎるのである。
にも関わらず一番高い福袋がクロエじゃなくてランバンって……いくらなんでも寂しすぎやしないか？ 私はね、別にランバンが嫌いだって言ってんじゃないんですよ？ でもね、一番高い袋には一番高い香水、入っててほしいのが人情ってもんじゃない!?
・止まらないボヤキ
なお、こんなこと言いたくないのだが、2019年のアインズトルペ『3240円の福袋』の中身は『ランバンの香水』『ロクシタンのハンドクリーム』『ヴェレダのボディオイル』『マニキュア2つ』だった。
ってことは【ヴェレダのボディオイル＋マニキュア2種＋4460円＝クリニークの化粧水＋クラランスのミスト】という方程式が成り立つことになるが…………そんな話って、ある!? おトク度大幅ダウンしてない!?
もっと言えば去年の一番高い福袋には『ディオールのリップ』と『ラッシュクイーンのマスカラ』が入ってたのに……何なのこれ、不景気ってこと!?
・色々言ったけど……
……とまぁ、期待が大きすぎたためにのけっから苦言を呈してしまったが、そんな中奮闘してくれたのは個人的に初体験だった『クラランス フィックスメイクアップ』である。
“メイクの仕上げに顔全体にスプレーする” という本商品、シュッと吹きかけてみると……
効果のほどはよく分かんないけどメッチャいい匂いする〜！
調べたところコレ、ベストコスメアワードで殿堂入りも果たしている人気商品らしい。人によっては「今年の7700円福袋がドンピシャ」ということもあるのだろうし、先ほどは少々言いすぎてしまったかもしれないな……反省。
昨年までと比べると、いくばくかのおトク度ダウン感が否めない今年のアインズトルペ福袋。とはいえ相当おトクであることに変わりはないので、見つけたらすかさずチェックしてみてほしい！ 個人的には来年のリベンジに期待！
執筆：亀沢郁奈
Photo：RocketNews24.
