補修シールを使って「障子に目あり」の部屋にする

デイリーポータルZ

あけましておめでとうございます

障子が破れたときに、梅の形のシールなどで補修するといい感じにインテリアの一部になる。もしあれが目のシールなら「障子に目あり」になるよな……と思ってはいたが、実際どんな感じになるのかなかなかイメージしづらい。

何種類かの目のシールを作って、どんな目なら部屋にピッタリくるかを試してみた。

目のシールを作ろう

障子を補修するためのシールというと、和紙のシールだ。検索してみると意外と種類もある。

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ふすまにも使える(Google検索結果「障子 シール」)

既製品に満足できない場合、インクジェット対応の和紙シールにプリントすれば、好きなものを自分で作ることができる。

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インクジェット対応の和紙シール。なんと金銀箔入り!

金銀箔入りの紙を買ってみた。華やかで正月らしくていいじゃないか!

さて問題の目だが、リアルな写真の目とイラストの絵どちらのシールも作ってみる。

まずリアルな目のほうは自分の目を撮影して切り抜く。形状や大きさ違うものを何パターンか用意しよう。

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ギョロンと目を見開いたほうが分かりやすいかなと思い、ギョロ目が多め

それにしても顔面どアップ画像を加工していると、シミや小じわが次々と目につくな……。一年のスタートの日にこんなに自分を見つめ直すことになるだなんて(制作も執筆も元日にやってます)、ある意味元日にこそすべき作業なんじゃないか、これ。

絵も何パターンか描いてみた。和室にはやっぱり和風の目が合うだろうと思い、ひとつは歌舞伎の目。あとはなんとなくマンガ絵っぽいものを用意した。

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金銀の箔が良い感じに馴染んでシールとして素晴らしくないか!? というのが刷り上がった瞬間の感想。冷静になってみたらよく分からなくなってきたが

これを切り抜いたら、障子補修シールの完成だ!

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これでもうどんなに障子が破れても大丈夫
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障子に貼ろう

実家で「破れてる障子ない?」と聞いたら「ない」と言われた。そうか……。まあいいか。破れてない障子に貼ったとしても感じは掴めるだろう!

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実家の和室

とりあえず「これから仕事をする」と言ってほかの家族がいるリビングから誰もいない和室に来た。なので誰も入ってこないはずだ。障子にシールを貼ることも伝えてない。シールを剥がすときにもしほんとに破れたら、後々かなり面倒くさいことになるんじゃないか。怒られないような補修シールを作って貼って謝ろうか。

……というか40にもなって元日からこんなに「親に怒られるか」と考えることになるとは。

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とか思いつつも、怒られてでも貼りたい気持ちが勝ったので貼る

遠巻きに見ると、なんか「大きい人が障子の向こうからのぞいてる」っぽくなった!

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近くから見るとシール感はあるけれども

目を切り抜くときに、どの範囲まで切り抜こうかかなり迷って複数パターン作ってみてたのだが、目の周りのピンクの部分辺りまで切り抜くのが一番「のぞいてる!!」っぽくなることがわかった。

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赤の点線で囲ったものが良い出来だった

一方、絵のシールはというと、普通に障子に貼られたシールって感じだ。

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これはまだ貼ってないが、貼ったところでただのシールだよな……

マンガ絵も、これが好きなキャラとかならアリなんだろうか。こういうグッズがあったとしたらアリか!? とほんの一瞬だけ思ったが、和室がある家も減ってる昨今、「好きなキャラの目の障子補修シール」なんて出たとしても売れないだろう……。

そして歌舞伎のシールは結構和室とマッチした。これはこういうインテリアとしてありなのでは……?

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防犯ステッカーっぽさある

そんな訳で新年早々「障子に目あり」の部屋にして遊んでみた。

障子のシールもきれいにはがれてくれて、面倒なことにならずに済んで安心した。新年早々幸先が良い。目だけに目出度い一年になるといいなと思う。今年もよろしくお願いします。

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