Microsoftは米国時間12月14日、「Android」版「Microsoft Teams」アプリのアップデートをリリースしたことを明らかにした。同アプリにサインインしていない状態で米国の緊急通報用番号である911に電話した場合に、デバイスが影響を受けるという奇妙なバグを修正した。
TeamsをインストールしているAndroidデバイスから911に通報できないバグの情報は先ごろ、Android 11を搭載している「Google Pixel 3」のユーザーが911に電話した際、呼び出し音が1回鳴っただけでデバイスがフリーズしたとRedditで報告したことから広まった。
Googleはこの問題を認め、Teamsをインストールしているがアプリにログインしていない場合にのみ、このバグが発生する可能性があると説明した。
Microsoftはこの問題について、「TeamsアプリとAndroid OSの意図しない相互作用」に起因すると述べた。
両社はこの意図しない相互作用に協力して対処した。Teamsの修正版は「Google Play」ストアで公開されている。修正済みのバージョンは「1416/1.0.0.2021194504」以降となる。
Google側もこの問題に対処するため、2022年1月4日にAndroidのアップデートをリリースする予定だ。
同社によると、この緊急通報時の問題はAndroid 10以降にのみ影響するという。Teamsにサインインしていればこの問題は生じないため、GoogleはTeamsユーザーにサインインしているかどうかを確認することも推奨している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。