ワークマンの靴下を履き比べた結果、オススメはこれ! メリノウール使用の高品質・低価格な万能靴下

ロケットニュース24

先日ワークマンへ行ったところ、靴下が陳列されていた。素材はなんとメリノウール。登山用品にもよく使われている多機能高級素材のはずだが、値段を見てみるとすべて1000円以下というお手軽価格なのだ。

それにしてもさすがワークマン。かなり種類豊富で靴下だけで棚の一角を占めているのだが、多すぎてどれがいいのかよくわからないぞ……。

ということで、今回は3種類のメリノウール靴下を購入してみたので履き比べて違いを検証しちゃうぞ!

・メリノウールとは?

そもそもメリノウールってなんだ? って話なのだが、簡単に言うとオーストラリアやニュージーランドで飼育されている「メリノ種」という羊からとれる羊毛のことだ。

ウールの中でも最高級と言われ、保温性・調湿性・防臭性・肌ざわりなど様々な観点から見て優れていると言われている。

実際筆者も某登山用品メーカーのメリノウール靴下を愛用しているが、特に冬場のツーリングの際に足先が冷えにくく、かなり重宝している。


・今回購入した靴下


今回購入したのは左から順に(価格は全て税込)

・Bottom Pile Merino(ボトムパイルメリノ)ソックス 先丸 780円
・Merino Pile room socks(メリノパイルルームソックス) 780円
・Versatile Merino(バーサタイルメリノ)ミドルソックス 先丸 2足組 980円

在庫の関係で女性用サイズがあったのが2点目のメリノパイルルームソックスのみだったため、それ以外に関しては男性用で一番小さい24.5~27.0のサイズを購入した。


・Bottom Pile Merino(ボトムパイルメリノ)ソックス 先丸

メリノウールの含有率は50%で、カラバリは6色。同じ素材の姉妹商品として、5本指に分かれているタイプもあるのはポイントが高いな。

1日履いてみた感想は、つま先などの冷えやすい部分も含めてとにかく断熱性が高く、ピッタリと密着してくれるためかなり暖かい!

生地が分厚いためスニーカーで履くと窮屈なのだが、登山靴やライディングシューズなどのタイプの靴に合わせると、しっかり足が守られている感じがして履き心地が良いように感じた。

ただし生地の質感的に滑りやすいので、室内で履く場合はスリッパやルームシューズと併せて使用した方が無難であろう。


・Merino Pile room socks(メリノパイルルームソックス)

メリノウールの含有率は60%で、カラバリは6色。この靴下の特徴としては内側がフワフワのパイル地になっている点と、足の裏に滑り止めがついている点であろう。


試しに床の上で足を滑らせようとしてみたが全く動かないほどに強力な滑り止め機能を持っていたため、転倒の危険はかなり抑えられるように思う。

ただしかなり個人的な感想ではあるのだが、歩くと「ペトッ、ペトッ」という足音が出てしまうのはあまり嬉しくなかったかな……。


内側のパイル生地は、新品の時は足がくすぐったいような感覚があった。しかし1回洗濯をしてみるといい感じに柔らかくなり、かなり履き心地がよかったぞ。

もちろん防寒面でもばっちり優れていたので、暖かいルームソックスをお探しの方にはかなりオススメしたい。


・Versatile Merino(バーサタイルメリノ)ミドルソックス 先丸 2足組

メリノウールの含有率が60%と高く、2足入りであるにも関わらず980円という驚異のコスパをたたき出している靴下。カラバリは8色。


一見生地が薄いので保温効果はそれほどでもなさそうなのだが、足にピッタリと密着してくれる上メリノウールの特徴でもある断熱性があるため、寒冷地以外で使う分にはまったく問題がない。

スリッパを履けば室内、スニーカーを履けば外出とオールマイティで使いやすい。そして足汗をかいてもサラサラ感が保たれて蒸れない。いいことづくめなのだ。

ということで、筆者のイチオシはこちらのVersatile Merino(バーサタイルメリノ)ミドルソックス!


・乾燥機にかけてみた

ところでメリノウールの靴下のお手入れなのだが、公式サイトによると30度までの水で洗濯した上で日陰干し、乾燥機は不可というものであった。

しかし筆者の自宅では斜めドラム式洗濯機による乾燥がデフォルト、靴下だけ別で洗濯するなんて面倒くさい! ということで、靴下の片方ずつを乾燥機にかけてみた。

気になるその結果は……


並べて比べてみても、

※上が日陰干し、下が乾燥機


重ねて比べてみても大差なし!


この検証のあとも5回ほど履いて乾燥機にかけてみているが、特に問題なく使い続けることができている。

もちろん乾燥機にかけることで傷みが早くなることが予想できるため、推奨はしない。しかし1000円以下の靴下であればそこまで丁寧に扱わなくてもいいかな? と考えているのも事実だ。


何枚あっても困らないあったか靴下、これからやってくる冬本番に活躍すること間違いなし。商品にもよるが、靴下は店舗のみでの取扱品が多い。是非お近くの店舗でチェックしてみてほしい。

参考リンク:ワークマン公式オンラインストア
執筆・イラスト:高木はるか
Photo:RocketNews24.

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