【困惑】かつや、コメダ珈琲もびっくりのスーパー逆詐欺をブチかます! 新メニュー『黒胡麻坦々チキンカツ』に隠されたヤバイ秘密について

ロケットニュース24

俺たちの心のとんかつチェーン「かつや」が12月5日、待望の新商品『黒胡麻坦々チキンカツ』を発売した。今年も数々の名作&迷作を生み出した「かつや」が世に放つ2021年最後の期間限定メニューである。

生粋の “かつや者” としては当然、何をおいても駆けつけるのが道理……なのだが。結論から言うと俺たちの「かつや」さん、この年の瀬にコメダ珈琲もびっくりのスーパー逆詐欺をブチかましてしまいました。こ、これは完全に予想外だ……。

・かつや新商品

熱心な “かつや者” ならばすでにお気付きだと思うが、実は「かつや」の今年最初の期間限定メニューは『胡麻担々チキンカツ』だった。つまり「かつや」の2021年は胡麻担々に始まり、胡麻担々で終わる……ということになる。何でやねん。

・謎の坦々推し

なぜそんな重責を胡麻坦々に負わせているのかは分からないが、そうなるとどうしたって二つの胡麻担々チキンカツを比較せざるを得ない。そこでまずは価格をチェックしてみたところ、いきなり衝撃の事実が明らかになってしまった。

1月に発売された『胡麻担々チキンカツ』は丼が税込649円、定食が税込759円だったのに対し、現在販売中の『黒胡麻坦々チキンカツ』は丼が税込759円、定食が税込869円なのだ。そう、100円以上も値上がりしているのである! 何ィィィィイイイ!? か、かつやの野郎、やりやがったな……!?

『胡麻担々』が『黒胡麻担々』になっただけでプラス100円とか令和の暴君かよ。これは「かつや」との歳末大戦争待ったなし。そこで敵情視察のため、さっそく『黒胡麻坦々チキンカツ定食』を注文してみた、の、だ、が……


ん?

・あれ?

何だろうか……。大量の白髪ネギと水菜に阻まれてよく見えないけど、1月に食べた『胡麻担々チキンカツ』と比べて、なんかデカくなってるような気が……。ちょっと写真で比較してみよう。こちらが前回の『胡麻担々チキンカツ』。


で、こちらが今回の『黒胡麻坦々チキンカツ』。


こ、これは……。


いや、判断するのはまだ早い。というかネギと水菜が多すぎる。このままでは『黒胡麻坦々チキンカツ』の全容を把握するのは不可能だ。


そこでネギと水菜を一旦よけてみることに。その結果が以下である。


\ はいドン! /


うわぁぁぁぁぁああああ!

下にめっちゃいたァァァァァアアア!!


・真実

ついに姿を現したチキンカツの山、山、山。『胡麻担々チキンカツ』の軽く倍はあると思われる。先月発売された特大メニュー『親子カツ丼』とほぼ同等のボリュームと見てまず間違いないだろう。それにしても、まさかこんなにデカイとは……。

『親子カツ丼』が発売前からチキンカツの大きさを全面に打ち出していたのに対し、驚くことに『黒胡麻坦々チキンカツ』はボリュームに関して事前アナウンス一切なし。いや言えよ! バキバキに増やしましたって先に教えろよ!! これを逆詐欺と呼ばずに何と呼ぶのか?

・激ウマ激デカ

黒胡麻が香る超濃厚なタレで煮込まれたチキンカツの上には砕いたピーナッツが降りかけられており、ラー油によるピリッとした辛みと旨みでこちらの食欲をグングン増幅させる。甘めの味付けながらご飯との相性は抜群で、何よりカツがめちゃ分厚い! 多い&分厚い!!

おまけにタレにも挽き肉がたっぷり入っているではないか。いや、もういらないから。チキンカツだけで手一杯だから。しかしこれにより、お腹はパンパンなのにご飯が足りなくなるという謎の現象が発生したのは予想外でしかなかった。何これ? 人体実験?

・最後まで「かつや」だった

今回、同じ胡麻坦々であるにもかかわらず、ひっそり100円も値上げしていた俺たちの「かつや」。だがよく考えると、こんなん100円で増やしていい量ではないだろう。もはや前回の『胡麻担々チキンカツ』とは完全に別物と考えた方がいいのかもしれない。

それにしても、最後の最後にこんなスーパー逆詐欺をキメるとは……。なんとも「かつや」らしい1年の締めくくり方であった。来年も大いに期待しているぞ! それでは全国の “かつや者” の皆さん、また2022年にお会いしましょう。

参考リンク:かつや
執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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