さて、立憲民主党は泉健太新代表の下で生まれ変わるかな?
盛り上がっていないなどと一部で揶揄されていたが、4人の候補者による代表選を実施した立憲民主党は正しく評価されるべきであろう。
決選投票で泉健太氏が新代表に選出されたが、地方議員や党員・サポーター投票でも、国会議員投票でも泉健太氏が最高票を獲得していたのであれば、まず順当な結果だったと言っていいだろう。
旧国民民主党を飛び出して新立憲民主党に加わった泉健太氏が決選投票で旧立憲民主党の血を色濃く受け継いでいると思われる逢坂誠二氏を破って新立憲民主党の新しい代表に選出されたことの意味は結構大きい。
立憲民主党も大きく変わる時を迎えた、ということだろう。
どんな風に変わるか、これからの立憲民主党の動きをしっかり注視しようと思っている。
脱皮なくして成長なし。共産党も公明党も考え時ですね。
立憲民主党は代表選をやってよかった、ということになるだろう。
泉健太氏は、小沢一郎氏等の超ベテラン組を上手に外すことが出来れば、立憲民主党をフレッシュな政党に蘇らせることが出来るはずだ。
代表選に立候補した人たちを立憲民主党の新執行部の重要ポストで処遇するそうだから、党内の亀裂を最小限に留め、かつ速やかに修復するだろうと思っている。
逢坂さんは如何にも実直で、人の寝首を掻きそうな雰囲気をおよそ持ち合わせていないようなので、新執行部は上手く回りそうだ。
代表一人が目立つよりも、何人かの目立つ人があちらこちらに顔を出した方がいい。
小川淳也氏は、今夕早速街頭に立つようだ。
これがいい。
スターを何人も作ることである。
立憲民主党は、代表選を実施したことで蘇る。
自民党も、総裁選挙と岸田内閣の発足で自民党の旧態依然たるイメージの一新に成功したと言っていいが、多分立憲民主党も同じように評価されるようになるはずだ。
維新は、代表選挙をパスしてしまったために維新一新の印象を獲得することは出来なかったが、それでも代表以外の党役員一新で、それなりにイメージの一新に成功したと言っていい。
イメージの一新がないのが、共産党と公明党というところか。
そろそろ何とかした方がいいはずだ。
お節介ながら。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2021年11月30日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。