明確な “意思” や “狙い” を感じる蕎麦【家そば放浪記】第126束:東急ストアで買った、白石興産『蔵王白石 太めのそば』税込397円(1人前80円)

ロケットニュース24

「白石興産」といえば、ダイソーやキャンドゥで売られている100円の『郷の麺処 そば』を作っている製麺所という印象がある。

食べるのに勇気がいる「100均そば」の世界において、上記の蕎麦は、わりと “セーフな蕎麦” であり、良くも悪くも「100円の味がした」と過去のレビュー記事ではまとめられている。

そんな白石興産が作る、税込397円の『太めのそば』とは──。

パッケージ裏の説明文には「(前略)蕎麦本来の独特な風味と甘みを味わって頂けるよう蕎麦粉を五割使用して造ったこだわりの蕎麦です」と書かれている。

また、「食べ応えのある太めの蕎麦でありながら、上品な喉ごしを味わうことのできる逸品です」とも。これは期待……!


それではさっそく……


デカい鍋にタップリのお湯を沸かし……


強火で約6分ゆでて……


完成。


して、そのお味は──


これはアリだな……。かなりアリ。ど根性な蕎麦というか。明確な “意思” や “狙い” を感じる蕎麦というか。

まずは弾力。力強い。そして味。噛めばジワリと感じる蕎麦の味。これは5割でちょうどよかったのではないかと思うくらいちょうどいい。

「家そば」か「外そば」かなら外。これはもう外。そして、絶対に「冷」で食べたい蕎麦である。

原材料に山芋粉も入っているが、あえての「冷やしとろろそば」で食べたいなと強く感じた。この力強い蕎麦と とろろが合わさったら、ものすごくド迫力なとろろ蕎麦になることだろう。おいしかったです! ナイス!!


執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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