国会議員が、地元会合などで挨拶する場合の挨拶文などを、厚労省が議員から依頼されて作っていた件数が、直近の1年間で400件以上あったと。
これは明らかに限度を超えた、国会議員からの要請だと言わざるを得ません。
役所から資料をもらう、ということはあります。しかしそれを受けた上で、どのような政策内容を自らの考えとし、発言するのかということは、まさに議員本人の仕事。それを役所にまとめてもらうということは、私の感覚ではあり得ません。
さらに言えば、国会にはまさに議員の政策活動を支援してくれる組織として、衆参それぞれに「調査室」というところがありますので、サポートを求めるならこの組織を頼るべきです。
本件について、松野官房長官は「問題ではない」との発言をしていますが、これもさらに驚くべき発言でした。
議員一人ひとりの力量と見識が問われています。