どのメニューを食べようと、基本的にハズレがないファミリーレストラン。よく考えると、あれだけメニューがあって「マズい」ってものが無いってすごくない? 日本のファミレス、マジでレベル高いと思います。
そんなファミレスの最高額メニューを食べまくるこの企画「ファミレスの1番高いメニュー全部食う」も第7回目、今回は『ジョナサン』が登場だ。結論から申し上げると、ジョナサンの最高額メニューは悪くない……かもしれない。
・すかいらーくグループの一員
「ガスト」や「バーミヤン」などと同じく、ジョナサンも “すかいらーくグループ” のファミレスである。オープン当時のコンセプトは「アメリカのコーヒーショップ」で、メニューもハンバーガーやワッフルだった……とWikipediaに書いてあった。
そんなジョナサンも紆余曲折を経て、現在では “シンプルなファミレス” といった感じ。良く言えばクセがなく、悪く言えば個性がない。正直、個人的には「ジョナサンと言えば!」的なメニューが思い浮かばないス。
・ジョナサンの最高額メニュー
さて2021年11月現在、そのジョナサンの最高額メニューは『うな丼 うなぎダブル』であった。価格は1649円の「リブロースステーキ」よりもドドンとお高い2089円。肉よりも高いうなぎ、おそるべし。
で、うなぎといえば同じすかいらーくグループの「ガスト」の最高額メニューも「うな丼ダブル」で、こちらは1979円。つまりジョナサンの方が100円ほど高い計算になる。
ちなみにガストの「うな丼ダブル」は「下の上くらいのうなぎ。ただボリュームもあるし、うなぎの価値を考えればまあ納得」と以前の記事でお伝えした。ズバリ「同じうなぎ説」も無くはないが、実際のところはどうなのだろうか?
で、で、で──。
ここで申し上げてしまうが、おそらくジョナサンのうなぎはガストよりランクが高いハズ。価格差は100円程度であったが、うなぎそのものの質は「中の下」くらいはあった……気がする。個体差はあるにせよ、率直にジョナサンのうなぎの方が美味しく感じた。
・うなぎはジョナサンの方がウマい
肉厚な点はどちらのうなぎにも共通していたが、後味の良さ……というか、後味のクセはジョナサンの方が控えめ。お世辞にも「ふっくら柔らか」とか「とろける食感」とは言えないが、ガストと比較すると少なくとも100円以上の差があった。
ただし、ご飯を含めたボリュームではガストが圧勝だから「とにかく満腹になりたい!」という人はガストの方が向いているハズ。逆に「同じくらいの価格で少しでも美味しいうなぎが食べたい」という人はジョナサンがオススメだ。
・選択肢としてアリ
個人的には後者派なので「ジョナサンのうなぎ、意外とイイかもしれない」と感じたが、それでも専門店と比較するのは酷であろう。さらに高くて良質な専門店を選ぶか、それとも手軽かつ値段もそこそこのジョナサンを選ぶか? 選択肢としてジョナサンは覚えておいてもいいハズだ。
先述のように、ステーキよりも500円ほど高いことを考えると「無条件にオススメ!」とまでは言えないが、うなぎの希少さを考えるとこの価格設定も妥当な範囲なのだろう。少なくとも個人的には、ガストのうなぎよりはコスパがいいと感じた。
というわけで、ジョナサンのうな丼は「ファミレスの中では上ランク」と評価したい。それにしてもファミレス7つのうち2つの最高額メニューがうなぎって……。本当、うなぎってお高いですね。
参考リンク:ジョナサン公式サイト 、 Wikipedia
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.