長野県知事賞受賞【家そば放浪記】第82束:ヨークフーズで買ったニップン(信州戸隠そば)『創業寛政元年 総本家更科堀井監修 更科そば』税込365円(1人前183円)

ロケットニュース24

とにかく情報量の多い蕎麦だった。まずは「新商品」から始まって、パッケージの表面には金と黒で「令和二年度 長野県知事賞受賞 第六三回 信州そば品評会」と書いてある。もうこの時点で “買い” であるが、その後に続く『創業寛政元年 総本家 更科堀井監修』も強めのワードだ。

果たして裏面はどうなっているのか。ドキドキしながらひっくり返すと──

気になるのは「販売者」が株式会社ニップンであることは書かれているのが、肝心の「製造者」が書かれていないこと。そんな時は消費者庁の「製造所固有記号検索」にかければイッパツなのであるが、出てきたのは……

ほほう、おぬしか。たびたび登場する「信州戸隠そば株式会社」は、現在ランキング4位『上野藪そば監修 藪そば』の製造者でもある。これは期待……!

それでは今回もまいりましょう。いつものように──


デカい鍋にタップリのお湯を沸かし……


4分半ゆでて……


完成。


して、そのお味は──


見た目は「しらたき」のような色、そしてツヤ。しかし食べてみると……これは独特。細くて硬くて、初体験の歯ごたえかも。効果音にするなら「コリコリ」というか。気品や繊細さも感じる更科そば。受賞するのも頷ける。

「家そば」か「外そば」かで言えば……まあ外なのかも。外のお蕎麦屋さんで、こういうお蕎麦が出てきたら「おお、これは!」となるような。これまで食べてきた更科そばよりも、強いオリジナリティを私は感じた。

温か冷なら、断じて冷でいただきたい。ちなみに「冷やしおろしそば」で食べてみたら激うまだった。なんなら “ノーマル以外のつゆ” で食べるなら、いまランク入りしている蕎麦たちよりも美味かったかもしれない。

それを思うと、この蕎麦は「つゆ生きの蕎麦」であるのかも?


執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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