新庄ハムから「まさかの自由契約」 右の強打者・大田泰示を獲得すべきセの3球団とは

J-CASTニュース

   「ビッグボス」こと新庄剛志新監督が就任し、新たなスタートを切った日本ハム。驚きのニュースが流れたのは2021年11月17日だ。

   海外FA権を持つ西川遥輝、国内FA権を持つ大田泰示、秋吉亮と来季の契約を提示せず保留手続きを行わないと球団が発表。3選手は自由契約となり他球団と移籍交渉を行うことが可能になる。

  • 大田泰示(写真:AP/アフロ)

    大田泰示(写真:AP/アフロ)

  • 大田泰示(写真:AP/アフロ)

「右の長距離砲」として需要大

   メジャーリーグで「ノンテンダー」と呼ばれる保有権の放棄は、選手にとってもメリットがある。

   推定年俸を見ると、西川は2億4000万円、大田は1億3000万円、秋吉は5000万円。3選手とも今季は思うような成績が残せず、FA移籍する場合は人的補償と金銭補償が必要となる。今季の年俸ではFA移籍のハードルが高かっただけに、この自由契約で可能性が一気に広がる。

   スポーツ紙記者は「日本ハムが3選手と契約するとしても、野球協約の減額制限を超えるような大幅な減額が提示されるでしょう。来季の戦力構想に必要不可欠な存在ではないとも言えますが、このやり方は他球団も追随するのではないでしょうか」と理解を示す。

   3人の中で、「右の長距離砲」として需要が高いとされているのが大田だ。

   巨人に08年ドラフト1位で指名されて松井秀喜の背番号「55」を継承。スラッガーとして期待されたが1軍に定着できず、16年オフに日本ハムへトレード。この移籍で野球人生が大きく変わった。

   1年目の17年に外野のレギュラーに定着し、巨人での在籍8年間で放った9本塁打を上回る15本塁打をマーク。19年に打率.289、20本塁打、77打点と自己最高の成績を更新し、プロ11年目で1億円プレーヤーに。昨年は外野手で初のゴールデングラブ賞を獲得した。

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