持ち込んだ弁当を食べ、注文したのを残したとして、千葉県習志野市内のラーメン店がツイッターで「あまりにひどい」と怒っている。
店内で弁当を食べるという前代未聞のことをしたのは、どんな客なのだろうか。店主に詳しい話を聞いた。
厨房からニンニクの有無を聞くと、食べ物を口に含みながら答える
この店は、京成本線・京成津田沼駅前の商店街にあり、「夢を語れ千葉」の店名で2021年9月11日にオープンしたばかりだ。ラーメン二郎系のボリューム感のあるメニューが売りで、順天堂大学3年の深川智行さんが店主として、学業と両立させている。
店の公式ツイッターが10月23日に深川さんの名前で投稿したところによると、この客は同日、弁当を店内に持ち込んで食べ、注文したラーメンを残した。これに対し、店主の深川さんは、「僕は毎日一生懸命ラーメン作っています。真剣に食べたけど無理だったら何も言いません。あまりにもひどすぎます」と嘆いた。
そのうえで、「今後、持ち込みは『調味料・レンゲ・ドリンク』のみとさせていただきます」と付け加えた。同店では、好みは人それぞれ違うため、自分好みにアレンジしてもらおうと、調味料は卓上には置かず持ち込み可としている。
投稿は2000件以上リツイートされ、店に同情する声が相次いでいる。客に対しては、「何故わざわざ弁当を?!」「非常識過ぎる」と疑問を呈する向きが多かった。
店主の深川さんが25日にJ-CASTニュースの取材に明かしたところでは、この客は1人で来て、「汁なしラーメン」を注文した。店内で弁当を食べているところは見なかったが、「ニンニク入れますか?」と厨房から聞いたとき、客が口にたくさん何かしらの食材を含み、食べ物を咀嚼しながら答えるのを確認した。深川さんがラーメンを持って行ったとき、この客が座るテーブルの上にビニールに入った弁当箱があったという。