食品用のポリ袋「アイラップ」は万能だ。食品を保存するだけではなく、蒸しパンや炒めないチャーハンの調理にも使うことができる。
さらなる “アイラップの高み” を求めて、私(佐藤)は焼豚の調理に挑んでみた。序盤に多少の手間はかかるけど後半はほったらかし! しかも後片付けが楽々なレシピを紹介したいと思う。
材料は以下の通り。
・豚バラブロック 600グラム
・ショウガ 1片
・ニンニク 1片
・醤油 100cc
・酒 50cc
・水 100cc
以上である。ショウガとニンニクはそれぞれ生のものを1片ずつ擦りおろして使う。その手間を省くため、今回は桃屋の「きざみにんにく」(税別295円)と「きざみしょうが」(税別295円)で横着をすることにした。これ万能調味料として使えるんだよね~。
・手順
さっそく調理に入っていこう。まずは豚肉をテキトーな大きさにカットして、ザっと塩を揉みこんでフライパンで焼き色をつける。
様子を見ながら肉をひっくリ返して、こんがりとした焼き色をつけよう。
焼けたら肉をフライパンから取り出す。その時に肉から出た脂は捨てないで! そのままのフライパンに醤油・酒・水、それからきざみにんにく・きざみしょうがを入れる。にんにくとしょうがはお好みの量で。私はにんにくをたっぷりと投入してやった。
再びコンロに火をつけて合わせ調味料をひと煮立ちして、アルコール分を飛ばす。
・冷めるまで放置
ここでアイラップの登場! 肉を袋に入れて先ほどの合わせ調味料を流しこむ。今回は肉を2つに分けているので、調味料を半分ずつ袋に流しこんでいる。
袋の空気を抜いて口を結ぶ。ボウルに水を張ってその中に袋を沈めると、空気を抜きやすい。袋に空気が残っていると、煮る時に肉が浮き上がってしまうので、可能な限りしっかりと抜こう。
そして大きな鍋にお湯を沸かして、その中に肉の袋を入れる。鍋底の熱で袋が破れないように、底に耐熱皿を敷いておくと良いだろう。
グラグラと沸き立ったら弱火にして、噴きこぼれに注意しながら10~15分加熱する。
そして火を止めて後は放置! ここからほったらかしタイムに突入~!!
熱が冷めるまで放っておいてヨシ!
・片付けが楽!
……3時間後、袋から取り出すとウマそうな焼豚に仕上がってる~!
肉を煮る時に一緒に茹でていた卵を、冷ます時に肉の袋に入れ込んでおいた。即席の煮卵である。漬け込む時間が短かったので、色は浅いけど、一晩でも漬けたら良い色合いになるに違いない。
食べてみるとお肉プルプル~! 冷めたばかりだから味は馴染んでいないけど、冷蔵庫で寝かせれば明日の朝には唸るほど美味しくなってるはず。
ちなみに今回は薄めの味付けなので、濃いめが好みなら醤油を少し多め(50cc程度)追加しても良いかも。香味が欲しければネギの青いところも一緒に袋に入れると良いだろう。
このレシピの素晴らしい点は片づけが楽なところだ。調味料は全部袋の中なので、鍋を洗う手間も省ける。調味料の量をアレンジして、自分流のレシピを発見して欲しい。時間のある時にお試しあれ~!
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24