歌手の華原朋美さんが2021年10月7日放送の「ニンゲン観察バラエティ『モニタリング』」(TBS系)で披露した歌声が感動的だったと、インターネット上で話題を集めた。
華原さんは番組の企画で、日帰り温泉の仲居さんに変装し、施設内のステージに上がった歌手が体調不良になったとして、代役で来場客の前に登場する形で歌声を披露。その姿に視聴者が魅了されたのだった。
「華原朋美の歌で何故か感動して涙出るんだけど」
1組目の来場客は全員が一般人で、変装した華原さんは気さくな仲居さんを演じるべく、客にフランクに話しかけるなどしつつ配膳係として行動したのち登壇。globeの「Feel Like dance」を披露するや、その歌唱力で来場客を魅了したのだった。
同曲が終わった時点では、まだほとんどの客は「歌が上手い誰か」としか認識していなかったが、華原さんは続けて「I BELIEVE」を歌い始めた。その声はミリオンヒットを連発していた90年代中頃さながらのハイトーンボイス。客は次々と華原さん本人であると気付いたのだった。
2組目の来場客は一般人に加え、華原さんと共演経験があるプロフィギュアスケーターの安藤美姫さんとタレントのIMALUさん。華原さんは、2018年に引退した元歌手・安室奈美恵さんの「CAN YOU CELEBRATE?」を盤石な歌唱力で歌い上げた。正体に気付く客は少なかったが、2曲目として自身の大ヒット曲「I’m proud」を歌うと、華原さんだと気付いた客からは驚きの声と感動の涙があふれた。感極まった客からアンコールを求められると、華原さんは自身の曲「Hate tell a lie」を披露。これまた観客を感動の渦に巻き込んだのだった。
番組内容に対し、ツイッター上には来場客同様に感動のツイートが続々。「モニタリングの華原朋美の歌で何故か感動して涙出るんだけど」という投稿のほか、「今の朋ちゃんに重ねて色んなことを乗り越えてきたことを振り返って、なみだ。自分の苦難は朋ちゃんより全然おこがましいかもだけど」と、華原さんの波乱万丈の人生に思いを馳せたとするツイートもあった。さらには、「華原朋美の何がすごいかって当時の歌唱力ほぼ変わらずに原曲キーで歌い上げてる所だと思う」と、ヒットを連発した約四半世紀前とおよそ変わらない美声に驚く声も上がっている。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)