常に根強い人気がある松屋のハンバーグシリーズ。定番「ブラウンソースハンバーグ」は安定の美味しさであり、過去に期間限定で登場した数々の品はどれもパンチ効いててご飯が進む味わいであった。
そして昨日2021年10月5日、「松屋風イタリアン」という新ジャンルとして『ボロネーゼ&マスカルポーネ風Wソースのハンバーグ(ライスセット 税込630円)』が発売開始された。
初日に食べてみたところ、今いる場所が牛丼チェーン店だとは信じられないくらい美味しくてビックリ。この商品、これまでの松屋のハンバーグシリーズとはひと味もふた味も違うぞ……!?
・イタリアの風を感じるWソース
特徴はなんといってもたっぷりとかかっている黒と白のWソース! 近隣店舗の盛り付けの破天荒さは目立つが、ハンバーグが埋もれてしまうほどなみなみとかけてくれてある。
ボロネーゼソースはパスタ屋で出てきそうなくらい本格的な味わい。牛肉の旨みの中に、細かく刻まれた野菜の自然な甘さが溶けだしていてる。
白いソースはマスカルポーネ風。こってりしてるかと思いきや、ムースのようで軽やかな味わい。ホワイトソースのようなクリーミーさも感じるな。良い意味でチーズチーズしてないのがむしろ良い。
松屋のハンバーグシリーズってソースは何食べても基本美味しいんだけど、ハンバーグ自体もめちゃくちゃうまい。箸でスッと切れるし、断面からは肉汁が溢れてくる。
ウマい黒ソースにウマい白ソース。それらがダブルでウマいハンバーグにかかっているという、ウマいの3乗ハンバーグだ。そんなんもう優勝やん……!
・ニンニク弱めなのにライスが進む
最近のハンバーグだと「うまトマ」や「黒トリュフソース」なんかが記憶に新しい。どちらもガッツリニンニクが効いててご飯が進む味わいであった。
それらと比べると今回登場したWソースはニンニク弱め。使ってはいるが、マスク生活ならば支障が無い程度なのではないだろうか。女子もビジネスマンも気兼ねなく食べられるぞ。
ニンニクで食欲増進を狙うというよりかは、ソースのコクと旨みで自然とご飯が止まらなくなる感じ。今までのハンバーグシリーズより「優しい味わい」だと思ったのは、野菜の甘味とニンニク控えめというところから来ているんだろうなぁ。
・新ジャンル「松屋風イタリアン」は伊達じゃない!
食べる前はこってりしたチーズハンバーグみたいな感じかと思っていたが、実際は小洒落たイタリアンで出てきそうなクオリティであった。さすが松屋。
こんなに美味しいのに税込630円というのは安すぎて逆に申し訳ないくらい。サラダがついても税込690円。せめて800円くらい払わしてくれ。
個人的には今まで食べてきたハンバーグシリーズの中で1番好きな味であった。まだ発売されて2日目だが新ジャンル「松屋風イタリアン」の初撃は大成功になる予感。テイクアウトも可能とのことなので、是非1度お試しあれ!