【60分200円】レトロな電車の客室でテレワークができるってマジかよ! 「電車とバスの博物館」が天国すぎた!

ロケットニュース24

家の中でマジメに仕事なんかできるわけねええええええええ! ダラダラするの最高ォォオオオオオオオ! とは思いつつも、仕事を完全に放棄するわけにはいかない。うーむ、たまにはどこかのシェアオフィスで気分転換でもしようかな。ってことで、ググっていたら……

電車の客席でデスクワークができるシェアオフィス」を発見した。おいおいマジで最高過ぎるんですけど。ただ、利用者が多過ぎて満員電車みたいだったら最悪である。いや、それでも家よりは集中できそう……おし、とりあえず行ってみっか!

やって来たのは、東急田園都市線の宮崎台駅。どうやら駅前高架下に『電車とバスの博物館』があるらしく、2棟あるうちの「B棟」の方を、2020年8月1日からシェアオフィスとして活用しているそうだ。さっそくB棟に行ってみると……



ほほー、B棟は「キッズワールド」なのか。なんだかちょっと不安……だが、ここまで来て引き返すわけにもいかぬ。んで、どうやら入場するには「Suup」なるアプリをインストールして決済情報を登録する必要があるらしい。


ビミョーに面倒だが、利用時間は1時間200円(1日最大1000円)とリーズナブル。アプリの準備ができたら、建物入口にある “自動改札機” にアプリをかざすとチェックインできるという流れだ。なるほど、無人運営だから低価格に設定できたってことか。


いざ入場してみると……想像以上に電車。まんま電車である。


土曜日だからなのか、めちゃめちゃ空いていた。まさかの独り占め状態。逆に集中できるか不安だが、レトロな車内で仕事ができるのは気分が良い。


ちなみにシェアオフィスと化した車両は、1931年に製造された「モハ510形」。1989年(平成元年)までの約60年間、東急各路線で活躍した車両とのこと。


聞けば、コロナの影響で2020年2月から2021年5月まで休館していた博物館を、約1年間の期間限定でシェアオフィスとして活用しているという。座席数は30席で、Wi-Fi、コンセント完備。また、最寄りのタリーズコーヒーで割引サービスが受けられるようだ。


実際に作業してみたのだが……静かな電車内は意外と集中できる。シートの硬さがほどよく、座り心地は良い。自宅から近ければお気に入りの空間になりそう。難点は個室や電話ブースがないこと。それと食事は不可なことか。ま、特別空間だから仕方ない。


また電車の客室以外に、飛行機の操縦席やアウトドア仕様エリアもある。アウトドアエリアはスノーピーク製のデスクセットと芝生が広がり、靴を脱いでピクニック気分で仕事ができるぞ。結局どの場所においても、集中できるかどうかは「己の気持ち次第」ということだ。


帰る際は、ふたたびアプリを自動改札機にかざすだけ。QRコードをスキャンしてチェックアウトとなる。

営業日は「電車とバスの博物館」に準じ、木曜定休。9時30分〜17時と営業時間が短いこともネックだが、気分転換に少しだけ利用するのもおすすめ。とくに、お近くの方はぜひ利用してみてほしい。


・今回訪れたスポットの詳細データ

名称 TSO DENBUSワークスペース(電車とバスの博物館B棟)
住所 川崎市宮前区宮崎2-10-12
時間 9時30分〜17時
休日 木曜日(電車とバスの博物館に準ずる)

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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