Togetter社が解説する「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」<出張版>
ツイートまとめサービスTogetter(トゥギャッター)を運営しているスタッフがTwitterで話題になった話題を厳選し、考察するコラムの第19回です。今回は「着物警察」についてお届けします。
先日、着物を着て外出していた人が見知らぬ女性に「私が着物を直してあげるから!」と突然腕を掴まれ、トイレに連れ込まれたというツイートが話題に。そこで使われた「着物警察」というワードがトレンド入りしました。
ネットにはびこる「◯◯警察」
コロナ禍になってよく見かけるようになった「自粛警察」をはじめ、「ジャズ警察」「弓道警察」など、自らが考える正しさから外れたものを批判する人たちを「◯◯警察」と呼ぶことがあります。今回の「着物警察」は、今風のアレンジや着崩れなどが許せない人たちのことですね。
「着物警察」の存在は以前から話題になっており、調べてみると同ワードが含まれたツイートが投稿され始めたのは2013年。Togetterでは2015年から多くの関連まとめが作成されています。
また、伝統的な着方しか許せない人が多いことは着物業界そのものの衰退に繋がっていると語るユーザーも存在。さらに、一部の着物店の販売方法について、不満や疑問を投げかけた投稿が話題になることもありました。
<何故、着物は衰退したのか…着物業界は「誤った戦略」で自ら衰退を招いてしまったという研究 – Togetter>
<呉服屋さんで身に覚えのない京友禅の契約書を見せられた話 – Togetter>
ちなみに、インドにはサリー警察がいるそう……。伝統的な衣装の着方にこだわりがある人がいるのは、どこの国もいっしょなんですね。
<日本に”着物警察”がいるように、インドには”サリー警察”がいるらしい「インドいた時実感した」「自国の民族衣装を着るっていうのも大変だなぁ」 – Togetter>