2021年8月23日、東京は大井町に『トリキバーガー(TORIKI BURGER)』がグランドオープンした。同店は大人気焼鳥チェーン「鳥貴族」の新業態であり、この業界にしては珍しい「チキンバーガー専門店」となっている。
オープン初日にほぼ全てのグランドメニューを試食した私、P.K.サンジュン的には「価格も味も優良。近所にあったら利用してもイイ」と評価したが、今回「朝食メニュー」を全種類食べてみたところ「トリキバーガーは朝こそ超優秀なのでは?」と感じた次第だ。
・シンプルな価格設定
鳥貴族の新業態『トリキバーガー』は「国産食材100%で作るチキンバーガー専門店」である。チキンバーガー自体の需要がどこまであるかはさておき、自分たちの強みを活かして勝負する姿勢には好感が持てる。
強みと言えば『トリキバーガー』は、価格設定も鳥貴族と同じくらいシンプル。モーニングセットは全種類とも490円で統一されており、単品価格も全て290円均一だ(そのうち2つはドリンクS付き)。
さて、トリキバーガーのモーニングメニューは全部で6種類。販売時間は朝7時から10時半までとなっており「メイン + ニョッキボール + ドリンクM」の構成だ。以下で全種類をご覧いただこう。
たまごロール
あんバターロール
ベーコンエッグ
サラダチキン ~柚子胡椒マヨ~
サラダチキン ~バジル~
コロッケバーガー
・白パンの有能さ
特徴的なのは全てのメニューで「白パン」が使用されていること。白パンは柔らかくしっとりとした食感で「具材との一体感が出ること」が最大の強みだ。白パン効果は絶大で「ちょっとイマイチ」なモーニングメニューは1つもなかった。
例えばガッツリ系の「ベーコンエッグ」と「コロッケバーガー」も白パンとマッチするし、「サラダチキン」や「たまごロール」「あんバターロール」も同様だ。10時半以降のグランドメニューは優秀だが、白パンマジックでモーニングメニューは「超優秀」と言ってイイだろう。
・どれを食べても後悔なし
逆にどれも甲乙つけ難いウマさなので「これがオススメ!」と挙げづらい。強いて言うなら「とりあえず1回ずつ全部いけ」くらいだろうか? それほどトリキバーガーのモーニングメニューはどれも優秀だ。
加えて「ニョッキボール」もモチモチ食感が楽しいサイドメニューだから、真面目にマイナスポイントが見当たらない。メニューによっては「チキンバーガー専門店」とは関係なくなってしまうが、それでも個人的には「トリキバーガーは朝が素晴らしい」と申し上げておきたい。
とはいえ、遠方からわざわざ訪れる価値があるかは不明だが、近所にあったら週2、週3で利用してもいいハズ。白パンなのでコロッケバーガー以外は冷蔵庫で冷やして食べても美味しいことも大きなメリットだ。
というわけで、トリキバーガーのモーニングメニューは超優秀と判明した。こうなってくると、是非とも近所にトリキバーガーが欲しくなってくるというもの。2店舗目はどこにオープンするのか? 今後の展開に注目だ。
参考リンク:トリキバーガー公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.