防衛省や厚生労働省では、新型コロナワクチン接種の予約ページなどに偽装して、個人情報を窃取するフィッシング詐欺が横行しているとして、注意喚起を行なっている。
防衛省では、自衛隊大規模接種センターを騙るフィッシングメールについて注意を呼びかけている。ワクチン接種にともなう予約や問い合わせなどに見せかけたメールを通じて、偽の予約サイトや問い合わせ窓口に誘導し、個人情報やクレジットカード情報を盗み取ろうとするものなどが確認されているという。
同省や接種センターから予約確認や問い合わせのメールを送信することはないとしており、このようなメールを受け取った場合は、リンクや添付ファイルを開かないよう呼びかけている。加えて、予約Webページなどへは政府公式サイトからアクセスしたり、正しいURLかどうかを確認するよう、あわせて注意喚起している。
また厚生労働省では、新型コロナワクチン関連の情報を提供している「コロナワクチンナビ」に偽装したWebサイトを悪用したフィッシング詐欺を確認しているとして、注意を呼びかけている。
いずれの場合についても、新型コロナワクチンの接種に際して、クレジットカード情報や口座情報を求めることはないとしている。現在様々な方式でワクチンの接種が進んでおり、今後も同様のフィッシングメールやSMS、Webサイトが現れる可能性がある。ワクチン関連だけに限らないが、このような詐欺には十分に気を付けてほしい。
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