【Hothotレビュー】ダイヤルパッドが付いた「Zenbook Pro 14 OLED」はクリエイターノートの決定版か

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クリエイター向けのASUS「Zenbook Pro 14 OLED」を試す

 ノートPC向けのGeForce RTX 40シリーズがリリースされて以降、同GPU搭載のノートPCが続々と登場してきている。今回レビューするASUSの「Zenbook Pro 14 OLED(UX6404VV)」もそんな1台。比較的大きな画面サイズとモビリティ性能を両立する14型クラスで、クリエイター向けを謳うモデルだ。

 だが、これまでのよくある「性能だけクリエイター向け」とは少し異なる、ユニークな一面も持ちあわせている。早速その中身を紹介していきたい。ASUS Storeでの価格は24万9,800円。

スペックも実用性能も高い、ノマドなクリエイターにうってつけのモデル

 高いマシンスペックもさることながら、「ASUS DialPad」という正しくクリエイター向けの機能を備えているところは、ほかとの差別化ももちろんあるだろうけれど、クリエイティブ用途でユーザーに何が求められているか、という点をメーカーがしっかり意識して物づくりしているように感じられる部分だ。

 16型のクリエイター向けモデルではタッチパッド外にDialPadが独立しているのに対し、本製品では筐体サイズの関係からかタッチパッド内に収まっているため、どうしても有効/無効の切り替えをワンクッション挟まざるを得ないのが残念ではある。だが、外部マウスを使うなら常時有効のままにするのもアリで、さらに作業性アップにつながるはずだ。

 また、直販モデルではなく、カスタマイズが可能な販売店であれば(もしくは自己責任でのユーザー作業で)、という前提になるものの、メモリ容量を最大48GBまで拡張できるのもクリエイターとしてはありがたいところではないだろうか。標準の16GBでは複数アプリケーションを同時起動したときに心もとないが、48GBに増設できれば何の不安もなく使いこなせるに違いない。

 ディスプレイが光沢のみなのは、好みの問題かもしれないけれど、気になる人もいそうだ。有機ELディスプレイの鮮明さや精細感、高コントラストをフルに活かすためなのかもしれないが、周囲の照明を反射しやすく、ビジネス用途では少し使いにくいシーンもありそう。

 そのあたりだけ踏まえておけば、ゲーミング性能も十分に高く、プライベート用途で存分に楽しめる性能を備えていることも含め、クリエイターとしては間違いのない選択肢の1つになるものと思われる。14.5型というサイズも、ちょっと重いけれど大きすぎず、ノマドなクリエイターにとっても魅力的なのではないだろうか。

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