『カツカレー』と『から揚げカレー』が税込450円で、豚バラが4枚のった『ポークカレー』は税込580円。普通の『カレーライス』はなんと税込300円!
……安い。相当に安い。ココイチのロースカツカレーが税込809円ってことを考えたら、圧倒的に安い。しかしながら、価格より何より驚きなのは、上のカレーを販売しているお店が「銀だこ」ってことだろう。
もう少し詳しく言うと、築地銀だこハイボール酒場新宿御苑店。タイトルにも書いた通り、カレーは店舗限定なので、全ての銀だこ店舗で取り扱っているわけではない。
問い合わせたところ、新宿御苑店以外に築地銀だこハイボール酒場八重洲北口店がカレーを販売しているらしい。他にもあるかもしれないが、2021年8月19日時点で対応店舗が少ないのは確かなようだ。
ちなみに、冒頭で書いたのは新宿御苑店の価格。八重洲北口店では価格が多少異なるものの、カレーが高コスパなのは変わらない。
・銀だこでカレーの理由
それにしても、なぜ一部店舗でカレーを販売しているのだろうか? 聞いてみると、銀だこの店舗は直営店とフランチャイズ店の2種類があり、フランチャイズの方は比較的自由度が高いもよう。
つまるところ、「銀だこ」のカレーはフランチャイズ的自由の産物ということになる。
・自由すぎた
そしてその自由さは、ちょっと変わったカレーも生み出していた。というのも、新宿御苑店でメニューをよく見れば……
おすすめマークとともに、「銀だこカレー」の文字が。もしかして……
やっぱりだ。カレーの付け合わせにたこ焼き。これは物議をかもすメニューと言っていいだろう。
考えてみてほしい。お好み焼きと一緒に白米を食べる程度のことで、非関西圏の人間はゴチャゴチャ言うのだ。
それが何? 関東(新宿御苑)の銀だこではカレーと一緒にたこ焼き? どのツラ下げて関西のお好み焼き&白米に文句言うんだと思いながら、カレーをひとくち頬張ると……シンプル・イズ・ベストを体現するようなルー。
カレーとたこ焼きが合うかどうかは置いておいて、ルー自体は素朴で美味しい。激ウマではないものの、「こういうルーでいいのよ!」って人は多い気がする。
・カツカレーのコスパ
また、別の日に『カツカレー』も食べたのだが、とても450円とは思えないサイズのカツ。その下にはご飯がどんぶりいっぱい詰まっており、全体的なボリュームも文句なし。
コスパがハンパない……というか、銀だこの看板メニューである『たこ焼き』が8個入りで税込580円(テイクアウト)であることを考えたら、カレーの価格設定はバグっている気さえする。
あるいは、カツカレーよりたこ焼きの方が高いなんて考えられないという私の感覚が時代遅れなのだろうか? よく分からないが、とにかく銀だこのカレーはコスパが優秀。新宿御苑の近くを訪れる機会がある人はぜひ。なお、同店のカレーはテイクアウトにも対応しているぞ。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 銀だこハイボール酒場新宿御苑店
住所 東京都新宿区新宿1-29-7
時間 11:30〜20:00 ※時短営業中