動画
2008年にWii向けでリリースされた「大乱闘スマッシュブラザーズX」には、収録されているキャラクターの原作ゲームを決まった時間だけ遊べる体験モード「名作トライアル」が用意されていました。そんな名作トライアルで、1998年にNINTENDO64向けに発売された「ゼルダの伝説 時のオカリナ」をプレイアブルタイムの5分間でどこまで進められるかを目指すチャレンジで、「4分52秒52」というタイムで制限時間以内に最後のスタッフロールまで進めてクリアする記録が打ち立てられました。
[WR] SSBB Ocarina of Time Masterpiece Demo Speedrun in 4:51 – YouTube
[embedded content]
挑戦するのは、「ゼルダの伝説 時のオカリナ」のスピードランを中心に活動するスピードランナーのSavestate氏。プレイするのは日本版の「大乱闘スマッシュブラザーズX」の名作トライアルから、5分間だけ遊べる体験版の「ゼルダの伝説 時のオカリナ」です。「プレイしますか?」の問いに「はい」を選択した時点でタイム計測がスタート。
「ゼルダの伝説 時のオカリナ」が起動。
本来であれば「ゼルダの伝説 時のオカリナ」は主人公のリンクが子どもの状態でゲームがスタートしますが、体験版用に特別に用意されているセーブデータは大人時代のリンクからプレイをスタートできます。
スタート地点は時の神殿。
すぐに城下町に出ます。
そして爆弾を取り出し……
爆発すると同時にバック転をします。
するとリンクが異常な速さで後ろ歩きできるようになります。
そのまま爆速でコキリの森に入ると、爆弾を置いて自爆。爆風でリンクが飛ばされ……
迷いの森の入口へのショートカットに成功。
迷いの森の中で爆弾を持ち上げながらうろうろするリンク。
岩を爆破し、その下にある落とし穴に落ちていきます
落とし穴の先で魚を捕獲。
また迷いの森に戻ったあと、ゴロンシティへワープ。
ゴロンシティの一角で、魚を逃がします。
その後、再び迷いの森へ。
再び自爆にわざと巻き込まれるリンク。
すると、リンクが恐ろしいスピードで後ろ向きにホバー走行で迷いの森を走り回ります。
さらに見えないなにかを持ち上げるようなしぐさも見せるリンク。
茂みの中にある落とし穴にわざと落ちたり……
自爆をしたり、一見脈絡のない行動を続けていると……
突如画面が真っ赤に。
しばらくすると、ゲームクリア後に流れるスタッフロールシーンに移行し、Savestate氏も思わずガッツポーズ。「ゼルダの伝説 時のオカリナ」はゲームの進行具合を問わないAny%の最速クリアタイムを縮めるためにさまざまな研究が行われており、「名作トライアルの体験版を制限時間5分以内にクリアする」という特殊なチャレンジにもAny%攻略で発見された技術が応用されてきました。今回のSavestate氏のプレイでは、メモリアドレスを調整して任意のコードを実行する「Stale Reference Manipulation(SRM)」と呼ばれる方法が2度目の迷いの森で使用され、スタッフロール画面を強制的に呼び出してクリアしたというわけです。
クリア後、「制限時間になりました」のメッセージと共に体験版が終了しました。
なお、具体的にどのようにメモリアドレスが変化しているのかについては、Savestate氏が公開している以下のムービーで確認できます。
Beating the JP Brawl OoT Demo – Route Idea – YouTube
[embedded content]
この記事のタイトルとURLをコピーする