ローグライク×オートバトルな見守り型迷宮踏破ゲーム「Despot’s Game: Dystopian Army Builder」レビュー

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異なる武器を持った同じクラスの人間を集めると「能力」が発動。最強のチームを作り上げてダンジョンをクリアしていくゲームが「Despot’s Game: Dystopian Army Builder」です。早期アクセスゲームとして配信中ですが、レビューは「非常に好評」とのことで、どんなゲームなのか実際に遊んで確かめてみました。

Steam:Despot’s Game: Dystopian Army Builder
https://store.steampowered.com/app/1227280/Despots_Game_Dystopian_Army_Builder/

「Despot’s Game: Dystopian Army Builder」をプレイしている様子は以下の動画で確認できます。戦闘は全てオートバトルで、プレイヤーができるのは自軍の強化するパッシブスキルを獲得して、自軍が次々登場する敵と戦うのを見守ることのみ。

オートバトル戦略ゲーム「Despot’s Game: Dystopian Army Builder」をプレイしてみた – YouTube
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「Despot’s Game: Dystopian Army Builder」のスタート画面はこんな感じで、日本語に対応したゲームです。まずは「ニューゲーム」を押します。


難度とゲームモードはひとまずそのままで、「開始」を押してゲームスタートです。


スタート時は戦闘要員である「人間」が「4人」の状態でゲームが始まります。自軍を構成する人間は、それぞれが持った武器によって異なる職業に転職するというキャラクターです。


例えば以下の場合、1番左の人間は武器を何も持っていない「新入り」で、これがデフォルト状態。剣を持たせると上側の「剣士」、ボウガンを持たせると下側の「射撃手」、盾を持たせると右側の「タンク」にパワーアップします。


スタートエリアは何も置いておらずやることがないので、次のエリアに移動する必要があります。エリア移動は「WASD」キーで可能。以下の画像の赤枠部分、矢印と緑色のラインが引かれているのが「閉じたゲート」で、このゲートに進むためにWキーを押します。


すると次のエリアに移動しました。画面の右側中央に見えるのは赤いドクロマークで、これは敵が出現するということ。上下のゲートのラインは赤色になっており、出てくる敵を撃破しない限りはゲートをくぐることはできません。


いざ戦闘……という前に、戦闘前には隊列の変更が可能です。例えば、防御力の高いタンクは前に、遠距離攻撃が得意な射撃手は後ろに配置するのがベターで、配置換えの操作もキャラクターを左クリックした後に配置したい場所を右クリックするだけというお手軽操作で行えます。ただ、「Q」キーを長押しすることで全員を自動的に適切な位置に配置してくれるので、手っ取り早く済ませたい場合はQキー長押しで配置換えを行えばOKです。


準備を終えたら、右下の「FIFGT」ボタン、あるいは「F」キーを押すことで戦闘を開始させます。


戦闘はキャラクターが自らスキルや攻撃を自動的に行うというオートバトルで、プレイヤーにできるのは全力を尽くす自軍を見守ることのみ。各キャラクターのHPは頭上に表示されており、自軍が全滅する前に敵を全滅させれば勝利です。


戦闘で勝利すると、このようにショップが表示されることがあります。ショップに表示されるアイテムは全て、戦闘で勝利することなどで手に入れる「トークン」を消費することで購入することができます。現在持っているトークンは19です。アイテム上部のアイコンは職業を示すもの、下部の数字は売値を示すものです。


まずは、アイテムを持っておらず弱いままの新入りのために武器を購入します。今回購入するのは「ダークマント」。武器をクリック&ドラッグで新入りのところまで持っていくか、「Ctrl」キーを押したまま武器をクリックすることで購入&装備できます。


ダークマントを装備した新入りは、「カルト信者」の職に変わりました。一度得た職は死ぬまで変わらず、武器を外すこともできません。


トークンが余っていたので、新たに新入りを1人、武器を1つ購入してパーティーを拡充します。武器だけ、新入りだけを購入してもあまり意味がないので、残りトークンと相談しつつ「新入りと武器の1セット」をそろえる必要があります。気に入った武器がなければ、アイテムを入れ替える「リロール」、レア武器の出現確率を上げる「アップグレード」でうまく調節していきます。


武器を購入するついでに隊列も変更し、準備を整えておきます。次のエリアに移動したいのですが、この時左上の「マップ」を見ると便利。マップには訪れた部屋とその隣接する部屋の情報が記載されています。次のエリアに移動するために再び「W」キーを押します。


再び戦闘です。新入りに武器を持たせ、人間を増やしたことで先ほどより勝ちやすくなっているはず。


無事勝利しました。このエリアは食料ショップがあるエリアで、戦闘後にトークンで食料を買うことができます。


現在持っている食料は31。この数字はエリア移動をするたびに、人間の数だけ減っていきます。食糧が尽きると被ダメージ量上昇などのデバフを受け、最終的に動けなくなってしまうので、食料管理は大切です。食料が足りなくなった場合、人間を間引いて食料に変えることもできます。


次のエリアで再びショップが出現しました。再び新入り1人を購入し、射撃手のアイコンが表示されたレーザー銃のような武器を購入して装備させます。


射撃手かつ異なる武器を装備した人間が2人そろったことで、射撃手が「攻撃スピードオーラ(レベル1)」の能力を獲得しました。攻撃スピードオーラ(レベル1)は、味方全員の攻撃スピードを15%アップさせる能力です。このように、同じ職種かつ異なる武器を持った人間を複数人集めることで、強力な能力を獲得させることができます。


トークンはアイテム購入以外に、「突然変異」と呼ばれるスキルツリーの構築にも使います。人間全員に良い効果をもたらす突然変異と、各個体をパワーアップさせる武器・食料購入で、トークンを使い分ける必要があります。


しばらく探索を続けると、「ボス」が待ち構えるエリアに到達します。


強力なボスを倒すとその階層はクリア。下の階層に進み、どんどん探索を続けて行きます。


各階層にはイベントエリアが出現することも。「Tウイルス」に感染した人間を探すよう言われたり……


「生き残った男の子」と会話したりなど、さまざまなイベントが待ち受けています。エリアは基本的に「アイテムショップ」「食料ショップ」「イベントエリア」「ボスエリア」「何もないエリア」の5つ。イベントエリア以外では、基本的に戦闘が発生します。


本作はローグライクでプレイごとに異なる展開を楽しめるゲームですが、全滅した場合は次のゲームでのみ使用できるスキルを獲得可能で、「ちょっと強くてニューゲーム」が可能。


武器を集めて能力を発動させつつ、食糧管理や突然変異構築にも気を配る必要があるなど、「Despot’s Game: Dystopian Army Builder」は単純操作ながら非常に戦略性が高いゲーム。チマチマとプレイしていて気づいたら時間がたってしまっている「スルメゲー」でした。

「Despot’s Game: Dystopian Army Builder」の価格は税込1520円。Steamにて早期アクセスゲームとして公開されています。


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