Facebookは8月19日(米国時間)、同社の発売するVRヘッドセット「Oculus Quest2」で利用できるバーチャルワークスペース「Horizon Workrooms」のオープンベータ版を公開した。利用は無料で、日本でも利用できる。
ワークスペース内に机や自分のPCを操作するキーボードを設置できる「複合現実」(Mixed Reality)が特徴で、VR空間に集まりアバターを介して作業をするもの。VRでは最大16人まで利用でき、ビデオ通話の場合は最大50人まで参加できる。
なお、ビデオ通話で参加する場合はVRヘッドセットを必要とせず、ビデオでの参加者は実際の会議室のようにバーチャルルーム内のスクリーンに映る。
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作業はOculusが2021年初めにリリースした、“100京”通りの容姿カスタマイズができるアバターを介して行なう。これにより、ユーザーが実際に対面して作業する状態に近い体験ができるという。また、空間オーディオ機能もサポートしており、座っている場所によって聞こえ方を変えることで自然な会話を行なうことができる。
作業するワークスペースもニーズ別に最適化されており、プレゼンテーションや会話、共同作業などの用途にあわせてルームを拡大・縮小可能。そのほか、参加者が共同で編集できるホワイトボード機能も用意し、書いたものを画像として出力することもできる。
また、Workrooms内のWebアプリはVR空間でなくとも作業できる。OutlookやGoogleカレンダーとの同期も可能だ。
操作はOculusのコントローラではなく、手を使って操作するように設計した。バーチャル空間でも自然な体験を実現することを狙ったもので、必要に応じてキーボードやコントローラの切り替えも簡単にできるとしている。
Workroomsの利用にあたっては、Oculusのアカウントとは別のWorkroomsアカウントを作成する必要がある。
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