「ホームセンターのアウトドア用品コーナーが意外とアツい」と最近よく耳にする。ホームセンターといえば、暮らしに欠かせない日用品や生活雑貨はもちろん、工具や建築資材など幅広い品揃えが自慢だ。もしかしたら「安いだけ」のイメージがあるかもしれないが……
流行を取り入れて「機能性」や「デザイン」に優れたアイテムも密かに売っているという。しかも当然リーズナブル……って、そんなもん買うしかねえだろ。というワケで今回は、カインズホームで購入した「1280円の寝袋」を紹介したい。にしても、スゲー安いな。
・連結できるシュラフ
商品名は『連結できるシュラフ』。シュラフとはドイツ語で寝袋の意味だ。英語ではスリーピングバッグと呼ばれている。こちらカインズホームオリジナルの商品で、説明によると「表地に軽くて丈夫なポリエステルを使用。携帯に便利な収納バッグ付き」らしい。ふむふむ。
なお、使用温度目安は約15度〜とのこと。ま、夏休み期間中であれば問題なく使えるだろう。毛布などを併用すれば、もう少し寒くても平気かも。さっそく袋から取り出すと……
ぐるぐる巻かれた状態で入っていた。収納する時のためにキチンと記憶して……おくほど畳み方は難しくない。タテヨコ半分に畳んでクルクルクルでOKか。
ちなみに寝袋の種類は一般的に「封筒型」と「マミー型」があって、同商品は「封筒型」の方。広げたら封筒のような長方形となっている。
布団のような使い心地だから、寝袋に慣れていない方でも違和感なく眠ることが可能なのだとか。
ミノムシのような「マミー型」と比べると密着性がないため保温力は落ちる。隙間なく包み込む方が暖かいからだ。ただ、同タイプの寝袋を連結できるのは「封筒型」の強みで、たとえば子供を連れた家族キャンプでも使い勝手が良いと言えるだろう。
で、で、使い心地はどうなのかと言うと……
まあ普通。サラッとして気持ちいい。
おおっ! と感動するほどではないものの必要十分か……いや、1280円てことを考えると余裕で感動できる。なお、ファスナーは上下から開閉可能。少し暑い時などは足元のファスナーを開けば温度調節ができるぞ。となると、やはり夏〜秋にかけて使うのが良さそう。
この値段なら非常用に購入して、たとえば帰宅困難時に職場で使用するのもアリな気がする。備えあれば憂いなし。緊急時に職場のロッカーから寝袋を出せるビジネスマンになりたい方はチェックしておこう。色はグリーンとオレンジの2種類だ。
デザインもシンプルでカッコイイ。まるでアウトドアメーカーの商品である。コスパ抜群のカインズ寝袋は、夏が終わる前にゲットすることを推奨する!
参考リンク:カインズホーム「連結できるシュラフ グリーン」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼モンベルの寝袋と比べると収納バッグがちょい大きい
▼マミー型は体を隙間なく包み込むから暖かい