リモートワークでの勤務を選択したGoogle社員が、賃金の大幅カットの憂き目に遭ったことが海外で話題になっている。もっともこれには、ナルホドと納得できる理由があるようだ。
これはロイターが報じたもので、リモートワークにより自宅で働くことを選択したGoogle社員は、これまでに比べて賃金が削減されており、取材に応じたある社員の場合、およそ約10%、賃金が減ったと回答しているというもの。もっともこれは同社が従業員の勤務地に基づいて賃金を決定しているためで、リモートワークによって勤務地の前提条件が変わったことで賃金体系も見直しになり、結果としてオフィスから遠距離に住む従業員ほど賃金が削減されたというのが真の理由らしい。最大では25%もの削減におよぶというこの賃金の削減、これを受け入れられないが故にリモートワークをあきらめ、約2時間の通勤を行うことを選択した社員もいるのだとか。リモートワークが一時的なものではなく、勤務スタイルとして定着するにつれ、同社に限らずこうした問題は表面化しそうだ。