ブースター接種 十分な量を確保 – 河野太郎

BLOGOS

ワクチンの総接種回数が1億1,000万回を超え、対象者の約半分の方が1回目の接種を終えました。

各自治体が今後の必要量あるいはスケジュールを把握するために、それぞれの自治体の住民の皆様が職域接種や大学拠点接種でどの程度接種を受けているのかということが把握できるよう、VRSの入力が必要になります。

企業や大学におかれては、接種後速やかにVRSへ入力いただくようこれまでもお願いをしているところでございますが、大学等で入力の遅れが甚だしいところがございますので、注意喚起をしたいと思います。

職域接種及び大学拠点接種につきまして、今後の供給が順調にいけば、お待ちいただいている全ての大学及び順番待ち1,000番目までの企業に、来週(8月23日週)にはワクチンの供給を開始いたします。

今月30日の週には、現在お待ちいただいている全ての企業にワクチンの供給を開始できる見込みです。

ワクチン接種した後も感染対策が必要であるということはお知らせしているところでございますが、最近、新型コロナウイルスの感染状況を見ると、自宅あるいは屋外をはじめ、飲食を伴う会合ですとか、グループ旅行、職場等でも多くの感染が発生しております。

厚労省のアドバイザリーボードの資料をお配りしていますが、実は15歳から39歳の年代に比べて、40歳から64歳の年代の方が都内の繁華街での夜間の滞留人口が多くなっている時間帯があるというデータも明らかになっております。

40代、50代の方々は高齢者に次いで重症化リスクが高いわけですので、リスクの高い行動を控えていただくのはもちろんのこと、ワクチンの有効性、安全性を理解していただいて、ワクチン接種を積極的に受けていただきたいと思っております。

ファイザー社製ワクチンの配分は、9月の3クールで、12歳以上の8割の方が2回接種するのに必要な量のワクチンを全ての都道府県に配分するということにしています。

もう既に第13、第14、第15クールの基本枠については都道府県にお知らせしています。

第14クール、第15クールの市区町村への基本枠の配分数をまだ示していない都道府県があるようですが、市区町村が計画的にワクチン接種を進めるために、第15クールまで基本枠をお示ししているわけですので、まだ市区町村に基本枠の配分数を示していない都道府県は、速やかにお示しいただくようお願いしたいと思います。

また、基本枠に加えて、第14クールと第15クールに合わせて約300万回分程度の調整枠を設けております。

接種率が8割を超える自治体等、地域の実情に応じて都道府県が調整できるように配分するということをお知らせしておりますが、第14クールの調整枠につきましては全部で1,500箱強を配分することにしております。

この1,500箱強につきましては、都道府県にまず調整の必要性等を伺った上で、27日金曜日に具体的な配分数量をお知らせすることにします。

妊娠中の方への接種につきましては、日本産婦人科学会、日本産婦人科医会、日本産婦人科感染症学会から合同のお知らせが出されております。

既に多くの接種経験がある海外の妊婦に対するワクチン接種に関する情報に基づいて、妊娠中の方もワクチン接種をすることができるとしています。

妊婦の方でもワクチン接種をしっかり受けていただきたいと思います。

医療機関や職域接種等で、妊娠中の方を一律に対象外とする行為は適切な行為ではございません。

接種を希望する方への適切な対応をお願いしたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました