ドトール創業者が作った『ロイヤルクリスタルコーヒー』がスゴすぎた! 熟成庫・ファクトリー・ギャラリーを備えた「コーヒー要塞」のようだ!!

ロケットニュース24

東京・銀座にはドトールコーヒー関連ブランド最高峰の「ロイヤルクリスタルカフェ」(運営:鳥羽珈琲株式会社)がある。ドトール創業者で現名誉会長の鳥羽博道氏が手掛ける高級喫茶店だ。2021年7月、東京・自由が丘にその姉妹店にあたる「ロイヤルクリスタルコーヒー」が誕生したので実際に行ってみるとビックリした!

地下にコーヒー豆の「熟成庫」、1階には焙煎機を備えた「ファクトリー」。アンティークのデミタスカップを展示した「ギャラリー」など、まさに「コーヒー要塞」とも言える建物だったのだ!

・コーヒー博物館?

銀座のお店は、鳥羽氏がドトールの代表取締役を退いた後に、コーヒー文化を未来へ継承していきたいという思いから造り上げたものだった。一方の自由が丘の方は、世界一のプライベートロースターを目指して作り上げたものだ。


中に入ると、ただのコーヒー店でないことがすぐにわかる。まるで美術館のようにデミタスカップが展示されているからだ。18世紀から20世紀初頭の著名な窯の作品が301点も並べられている。


ドイツ・マイセンの「染付唐草文カップ & ソーサー」は今から約280年(1735~40年)に作られたものだ。その製造年を見ると、驚くほど古いものがゴロゴロ並んでいる。これ全部ただで見られるだけでも、貴重なんじゃないの?


そのほかにも、緻密な文様や絵付けのされたお皿やティーポット、コーヒーミルがズラリと並んでいる。



ここはコーヒー博物館なのか? と思ったらそうではない。この建物は「ドリップコーヒー」を製造するために建てられたようなものらしいのだ。スタッフの方に話しを聞くと、ここには地下にもヒミツがあるという。特別に見せて頂けるとのことで、案内された場所には温度・湿度を完ぺきに制御したエイジングルーム(熟成庫)があった!


この設備は世界初の「全自動長期熟成庫(ACAS)」と呼ばれるもので、6~18カ月間かけて豆を熟成させているそうだ。世界8か国から取り寄せた豆を、味をみながら、もっとも美味しく熟成される時期を見極めているそうだ。


・ファクトリーで一貫製造

そして1階にはファクトリーがある。ロースター・選別機・グラインダー・ドリップカフェのパッキングマシンが設置されおり、熟成させた豆をドリップコーヒーにつくり上げている。ちなみにこのロースターにも、オリジナル開発した技術を搭載しているそうだ。



豆の熟成からパッケージまで一貫製造して、出来上がった商品を店内で販売している訳だ。


どうしてそこまでドリップコーヒーにこだわるのだろうか? その理由を尋ねると次のように答えてくれた。


スタッフ「コーヒーを贈答品として選ばれる時に、お困りになることがありますよね? たとえば良い豆をお贈りしようと思っても、先様がミルやドリッパーなどをお持ちでなかった場合、豆をお贈りしてもかえってご迷惑をおかけすることもあるかと思います。

そこで手軽に上質で美味しいコーヒーを飲んで頂けるように、ドリップコーヒーを開発するに至りました。贈り物としてだけではなく、ご自宅やオフィスでも美味しいコーヒーを楽しんで頂ければと思っております」


実際に購入して、自宅で「ロイヤルクリスタルブレンド」(5袋税込500円)を飲んでみたところ、市販のドリップコーヒーとは比べ物にならない美味しさだ。


飲み口はなめらかで雑味がまったく感じられない。やわらかな甘さとスッキリとした苦味があって、まるで老舗の喫茶店で飲んでいるような上品な香りを楽しむことができる。


・ここでしか味わえないコーヒーソフト

ちなみにここにはもう1つ、ヨソでは味わうことのできないものがある。それは「ハワイコナコーヒーソフトクリーム」(税込420円)だ。


お店で焙煎したてのコーヒー豆を「減圧器」と呼ばれる特殊な機械にかけて成分を抽出して、ソフトクリームに仕上げている。この製法を採用しているのは日本でもここだけなのだとか。食べると、濃くて甘いコーヒーソフトのなめらかな味わいを堪能できるぞ。


とにかくここは、ドトールの創業者鳥羽氏のコーヒーに対する深い愛情が詰まった建物だ。コーヒーを愛する人には、ぜひとも足を運んで頂きたい。


・今回訪問した店舗の情報

店名 ロイヤルクリスタルコーヒー
住所 東京都目黒区自由が丘2-16-3 ロイヤルクリスタル自由が丘
時間 11:00~20:00
定休日 なし

参考リンク:ロイヤルクリスタルコーヒー
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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