酒のアテといえば “サラミ” だよね、という人は少なくないと思っている。ジュワっとした脂身と塩っ気が最高に酒に合うので、つい手を伸ばしてしまうんだよな。
しかしこのたび、そんな今までのサラミへのイメージが覆される、一風変わったサラミに出会った。その名も『サラミチップス』といい、パリッとした軽やかなサラミなのだ。これはなかなか新しいぞ……!!
・カロリーは通常のサラミとあまり変わらず
『サラミチップス(税込108円)』はセブンプレミアムの商品だ。製造はキャラメルコーンやハーベストで知られる “東ハト” というのだから、自ずと期待は高まる。
袋を持ってみたところとても軽く、振るとシャカシャカと音がするので、その名の通り、チップスが詰まっているのだろう。カロリーを見たところ、40gで192kcalだ。
多いのか少ないのかわからないため、試しに豚肉などから作られたサラミソーセージも買ってみると、こちらは23gで89kcal。一見、チップスのほうがカロリーが低そうだが、さほど変わらないことが発覚した。
『サラミチップス』の存在により、サラミを食べる際の罪悪感から逃れることができちゃったりするかもしれないと期待したが、世の中そんなに甘くはなかった。人生はかくも厳しいものである。
・リアルなサラミに近い
気を取り直して開封することにしよう。まず驚くのは、その香り。目をつぶって開けると、あのサラミだと思ってしまう程に、似通った匂いがするのだ。これは、スゴイぞ。
ドキドキしながら皿に取り出すと、スイカに近い赤色。見ているだけで、なんとなく元気が出て来るビビッドカラーだ。形は奇麗な円形で “めんこ” を想起させる。
なんともはや、味の想像がつきそうでつかない不思議な存在だ。味を確かめるべく口に運んだところ、食感はパリッとしている。ブルボンのプチシリーズで、これと近いものを感じたことがあるような気がするな。
そして気になる味は、まさしくサラミそのもの。もう一回言っていい? これ、スゴイよ……! 舌触りこそ違えど、リアルなサラミに近い塩気。そして程よい、コショウの風味がまた良い。
噛めば噛むほどジュワっとするこの感じも、リアルなサラミに近いものがある。サラミに見せかけて全く違うものでした、という展開も想像していたが、そうではなかった。
とてもサラミに近しく、しかしながら後味や食べ応えなどがアッサリしているため、いくらでも食べられてしまいそうな魔力を秘めているのだ。サラミチップス、恐るべしである。
ちびちびツマむのであればリアルサラミを、ばくばくいきたい時はサラミチップスを食べると良いだろう。ちなみに個人的には、サラミチップスでリアルサラミを挟んで食べる方法を推進していきたい。
いやはやしかし、今までにないサラミのスタイルで度肝を抜かれた次第。セブンに寄ったらば、つい買ってしまうこと請け合いだ。みなさんも今晩のアテに『サラミチップス』はいかが?
参考リンク:セブンプレミアム サラミチップス
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.