Amazonがレーダーを用いた睡眠追跡デバイスを開発中であることが判明、一体どんなシステムなのか?

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Amazonが、2021年6月に連邦通信委員会(FCC)に、レーダーセンサーを利用したデバイスの販売許可を求める申請書を提出しました。この申請書の内容から、Amazonがレーダーセンサーを用いた睡眠トラッキングデバイスや、非接触型操作システムを開発していることが明らかになりました。

Amazon.com Wants to Monitor You in Your Sleep, for Your Benefit – Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-07-09/amazon-com-wants-to-monitor-you-in-your-sleep-for-your-benefit

20210622 Amazon Rule 15.255(c)(3) Waiver Request.pdf
https://ecfsapi.fcc.gov/file/10622234731686/20210622%20Amazon%20Rule%2015.255(c)(3)%20Waiver%20Request.pdf

AmazonがFCCに提出した申請書の冒頭には、「レーダーセンサーは、周囲のユーザーへの電波干渉を引き起こすことなく、デバイスをタッチレスで制御できるようにします。これにより、移動や触覚に障害があるユーザーに大きなメリットがもたらされます。加えて、レーダーセンサーは睡眠追跡に使用される可能性があり、ユーザーの睡眠管理や健康に対する意識の向上に役立つ可能性があります」と記されており、Amazonがレーダーセンサーを用いた睡眠トラッキングデバイスや非接触操作デバイスを開発していることが分かります。


また、「レーダーセンサーを低コストの非接触型睡眠追跡デバイスに搭載することで、潜在的な睡眠問題をユーザーが認識できるようになります」「この申請が認められれば、多くのアメリカ国民に目に見える利益がもたらされるでしょう」という記述から、開発中の睡眠トラッキングデバイスは比較的安価な価格設定で販売される予定であることが読み取れます。

さらに申請書の中には開発中のデバイスがモバイル端末ではないことが明記されています。他にも、「レーダーセンサーは、ユーザーの動作パターンに基づいて睡眠の質を推定することを可能にします」という記述もあることから、The Vergeは「開発中のデバイスはベッドサイドに置いておくのに最適なデバイスになるでしょう」と述べています。

加えて、テクノロジー関連メディアのSlashGearは「レーダーセンサーは動きを検知することに特化しており、色や明るさを認識することはできません。そのため、寝室のようなインターネットにつながったカメラを持ち込むのがためらわれる場所での使用に適しています」と指摘しています。

なお、Amazonは2021年7月9日にFCCからの許可を取得することに成功しており、今後のAmazonの発表に期待が集まっています。

Request by Amazon.com Services LLC for Waiver of 47 CFR § 15.255(c)(3)ET Docket No. 21-289
https://ecfsapi.fcc.gov/file/070974410095/DA-21-813A1.pdf


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2021年07月13日 23時00分00秒 in ハードウェア, Posted by log1o_hf

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