レブロン・ジェームズ出演の映画「スペース・プレイヤーズ」が無料で9万1000点のNFTを配布

GIGAZINE
2021年07月13日 20時00分
映画



2021年8月に日本で公開予定の「Space Jam:A New Legacy(邦題:スペース・プレイヤーズ)」で配給を担当するワーナー・ブラザースが、スペース・プレイヤーズの「非代替性トークン(NFT)」を無料で9万1000点配布しました。

‘Space Jam: A New Legacy’: Free NFTs for LeBron James, Characters – Variety
https://variety.com/2021/digital/news/space-jam-new-legacy-nft-lebron-james-1235016220/

Warner Bros. Set to Drop 91,000 NFTs for Space Jam: A New Legacy Launch
https://www.makeuseof.com/warner-bros-nfts-space-jam-launch/

‘Space Jam: A New Legacy’ crashes NFT social launch | Ad Age
https://adage.com/article/marketing-news-strategy/space-jam-nfts-launch-and-crash/2350096

Mark Cuban-Backed Nifty’s Raises $10M, Debuts with ‘Space Jam’ NFTs – Decrypt
https://decrypt.co/75720/mark-cuban-backed-niftys-raises-10m-debuts-with-space-jam-nfts

Social NFT Project Nifty’s Raises $10M, Partners With Entertainment Giant Warner Bros – Bitcoin News
https://news.bitcoin.com/social-nft-project-niftys-raises-10m-partners-with-entertainment-giant-warner-bros/

NBA史上最高のバスケットボール選手のひとりであるレブロン・ジェームズが本人役で出演することで話題となっているのが「スペース・プレイヤーズ」です。

映画『スペース・プレイヤーズ』本予告 2021年8月27日(金)公開 – YouTube
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そんな「スペース・プレイヤーズ」の配給を担当するワーナー・ブラザースが、同タイトルに登場するキャラクターのNFT・9万1000点を配布しています。

NFTとは、ブロックチェーン技術に基づきデジタルコンテンツの所有権を証明するものです。デジタルコンテンツは無限にコピーすることができますが、NFTコンテンツにすることで、その所有権を主張することができるようになるわけ。

NFTは売買可能であるため近年注目を集めており、2021年3月にはたった1枚のNFTアートが約6900万ドル(約75億円)で落札され話題を呼びました。

1枚のNFTアートが史上最高額の75億円で落札される – GIGAZINE

by beeple

ワーナー・ブラザーズは、NFTコンテンツを作成するクリエイターやコレクターをつなぐためのNFT専門のソーシャルプラットフォームとして立ち上げたNifty’sに新規アカウント登録したユーザーに、無料で「スペース・プレイヤーズ」のNFTを配布しています。さらに、Nifty’sで行われている「スペース・プレイヤーズ」のNFT配布キャンペーンについての投稿をSNS上で共有すると、2つ目のNFTも無料でゲット可能です。さらにNFTがほしい場合は、Nifty’s上で2.99ドル(約330円)で購入することもできます。

Nifty’sで配布されている「スペース・プレイヤーズ」のNFTには、コモン・アンコモン・レア・エピック・レジェンダリーという5段階のレアリティが用意されており、レアリティが高くなるほど点数が少なくなっています。

Space Jam: A New Legacy NFTs – Nifty’s NFTs
https://niftys.com/events/spacejam


ワーナー・ブラザースのグローバルブランドおよびエクスペリエンス担当プレジデントであるパム・リフォード氏は、「NFTの配布は、ファンの皆様が当社の作品への愛をさらに高めるための、楽しくてエキサイティングな方法です。我々のアイコンであるルーニー・テューンズがレブロン・ジェームズと共演した『スペース・プレイヤーズ』は、限定版のNFTを配布するのにピッタリな映画だと感じました」と、NFTの配布について語っています。

Nifty’sで配布されている「スペース・プレイヤーズ」のNFTには、2Dと3D版のルーニー・テューンズの主要キャラクター8体とレブロン・ジェームズのものが用意されています。なお、配布されるNFTは完全にランダム化されているので、どのレアリティのものが手に入るのかは運次第とのこと。

「スペース・プレイヤーズ」のNFTは、Palm NFT Studioのクリエイティブ機能とブロックチェーン技術を使用して開発されたそうです。Palm NFT Studioのツールを使用したことで、エネルギー効率の高い方法でNFTの作成が可能となり、消費電力を従来比で99%も削減できるようになるとPalm NFT Studioは主張しています。

記事作成時点では無料で「スペース・プレイヤーズ」のNFTが配布されていますが、Nifty’sは最終的にプラットフォーム上でオークション形式でNFTを販売する予定だそうです。Nifty’sのジェフ・マルシリオCEOは、「我々はNFTのソーシャルプラットフォームになります。我々のプラットフォームを特別なものにしているのは、誰もがNFTにアクセスできるようにしている点です。我々はコミュニティ、エンゲージメントなど、コンテンツの売り買いを超えたものを提供しています」と語っています。


ワーナー・ブラザースがほとんど実績のない若いスタートアップであるNifty’sをパートナーとして選んだ理由について、リフォード氏は「我々はファンのために永続的なつながりを作ることに常に注力しており、NFTプログラムを我々にとってとてもエキサイティングなものにすることが重要です。また、NFT人気が高まっているため、我々はNifty’sと協力することでファンエンゲージメントの機会を次のレベルに引き上げることができると興奮しています」と語りました。

なお、長編映画が独自のNFTを配布したのは今回が初めてではありません。日本でも公開中の「ゴジラvsコング」がアメリカ上映に合わせて独自のNFTコンテンツを販売しましたが、今回の「スペース・プレイヤーズ」は配布規模がはるかに大きいためNFTにかける思いがより強いことがよくわかるとVarietyは報じています。

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