ファーウェイ・ジャパンは7月13日、独自OS「HarmonyOS 2」を搭載した11型タブレット「HUAWEI MatePad 11」など、9つの新製品を発表した。
同社では、タブレット以外にノートPC「MateBook X Pro」、「MateBook D 15」、国内初投入となる液晶モニタ「HUAWEI MateView」、「HUAWEI MateView GT」、「HUAWEI Display 23.8″」、スマートウォッチ「HUAWEI WATCH 3」、スマートオーディオグラス「HUAWEI×GENTLE MONSTER EyewearⅡ」、ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 4」を取り扱う。
独自OS「HarmonyOS 2」搭載デバイスなどを国内初投入
MatePad 11は、国内製品として初めてファーウェイが開発したHarmonyOS 2を搭載する11型タブレット。従来のAndroidアプリとも互換があるとしているものの、「Google Play」は利用できず、代わりに独自ストア「HUAWEI AppGallery」からダウンロードする。
SoCにSnapdragon 865を搭載し、メモリは6GB、内蔵ストレージは128GB。約10.95インチの2560×1600ドットの高解像度な液晶パネルを搭載するのが特徴で、120Hz駆動に対応するほか、DCI-P3 100%の色域、ΔE1の高色精度など、イラスト制作のような高精細な環境でも使用できるとしている。
本体色はアイスブルーのみで、価格(以下、すべて税込)は5万4780円。7月23日に発売予定。また、別売でスマートキーボードやスタイラスペンも用意する。
国内で初めて「HarmonyOS 2」を搭載するHUAWEI MatePad 11
MateBook X Proは、14型ながら重量約1.33kgを実現したノートPC。CPUには第11世代Coreの「Core i7-1165G7」を搭載し、メモリはLPDDR4X 16GB、ストレージはPCIe 1TB SSD、OSはWindows 10 Homeを搭載する。本体色はエメラルドグリーンのみで、価格は27万4780円。7月13日より発売する。
ディスプレイには、画面占有率91%の13.9型LTPS液晶(3000×2000ドット表示対応)を搭載。アスペクト比3:2、輝度450nit、コントラスト比1500:1をほこる。0.8mmの極薄ベイパーチャンバー機構などを採用したことで、厚さ約14.6mmを実現した。また、スピーカーは4基、マイクは2基搭載し、動画鑑賞のほか、ウェブ会議などにも好適と謳う。
HUAWEI MateBook X Pro
MateBook D 15は、15.6型のエントリー向けノートPC。第10世代Core i3-10110Uを搭載する下位モデルと、第11世代Core i5-1135G7を搭載する上位モデルを用意。いずれも、フルHD(1920×1080ドット)解像度の液晶、OSにはWindows 10 Homeを搭載する。前者は7月13日より発売しており、価格は8万4800円。後者は、7月23日発売予定で11万9800円。
MateBook D 15
MateViewは、アスペクト比3:2(3840×2560ピクセル)が特徴の28.2型 IPS液晶モニタ。画面占有率94%という、ほぼ”ベゼルレス”を実現しており、筐体の厚さも約12.8mmに抑えてある。インターフェイスは、HDMI、mini DisplayPort、USB Type-Cの3系統。ファーウェイのスマートフォンをスタンドに置くと、ワイヤレスでミラーリング表示する機能も搭載する。価格は8万9800円で、8月20日に発売予定だ。
HUAWEI MateView
MateView GTは、34型のゲーミング向けウルトラワイド液晶。1500Rの湾曲パネルを採用し、解像度は3440×1440ドット、165Hz駆動に対応する。スタンド部には、5W出力のステレオサウンドバーとデュアルマイクを搭載し、外部スピーカーを用意することなくゲームが楽しめるという。インターフェイスは、HDMI×2、DisplayPort、USB Type-Cの3系統。価格は6万5800円で、9月10日発売予定。
HUAWEI MateView GT
HUAWEI Display 23.8″は、23.8型のフルHDパネルを搭載した液晶モニタ。インターフェイスは、HDMI、ミニD-Sub15ピンに対応。価格は1万9980円で、7月23日に発売する。
HUAWEI Display 23.8
HUAWEI WATCH 3は、新たに体表温度測定機能や、転倒検知、手洗い時のカウントダウン機能などを搭載したシリーズ最新モデル。転倒検知機能は、スマートウォッチを装着している状態で転倒すると救急サービスや指定連絡先に通報する「緊急モード」に切り替わる。
本体はステンレススチール製。シリーズ初のりゅうずを搭載し、回転操作が可能。1.43型の有機ELディスプレイを搭載し、5気圧防水に対応する。バッテリ持続時間は、通常モードでは約3日、最長で約2週間。
バリエーションは、スポーツモデルとクラシックモデルの2種類を展開。いずれも8月以降の発売で、店頭予想価格は順に5万380円、5万4780円。
HUAWEI WATCH 3
HUAWEI×GENTLE MONSTER EyewearⅡは、指向性スピーカーを搭載したスマートグラス。サングラスブランドのGENTLE MONSTERとコラボしており、サングラスタイプの「SMART LANG」と度なしメガネタイプの「SMART KUBO」の2モデルを展開する。
通話や曲のコントロールなどに利用できるタッチセンサを搭載したほか、ワイヤレス充電にも対応。連続再生時間は約5時間で、Bluetooth接続に対応する。店頭予想価格はいずれも4万3780円で、7月13日から発売する。
HUAWEI×GENTLE MONSTER EyewearⅡ
FreeBuds 4は、開放型ながらアクティブノイズキャンセリングを搭載したワイヤレスイヤホン。デュアルマイク搭載で、開放型ながらノイズ低減値が25dbと高いのが特徴。バッテリ持続時間は4時間で、ケースとあわせると約22時間利用できる。本体色はセラミックホワイトとシルバーフロストの2色を展開する。7月30日発売で、価は1万8480円。
HUAWEI FreeBuds 4