スマートフォンの選択肢として選ばれることも増えてきたSIMフリースマートフォン。以前は安価な機種ばかりがラインナップされていたが、最近は低価格の機種から高価格の機種まで、性能や特徴もさまざまな製品から選べるようになり、いざ買おうと考えてもどれを選んだらいいかは悩ましくなっている。
組み合わせる回線の選択肢も1,000円以下で利用できる音声プランもあれば、携帯電話大手が2021年から提供しているオンライン専用プランのように、店頭サポートなしに大容量を低価格で利用できるものも登場するなど、スマートフォンと回線の選択肢の幅も一気に広がっている。
そこで今回は、これからSIMフリースマートフォンの購入を検討している人へ向け、安価に購入できる機種から高価格・高機能な製品まで10機種を選定しご紹介する。
詳細なスペックについては割愛するが、価格帯と機能から「こんな機種があるんだ」と、購入の参考にしてもらえれば幸いだ。
OPPO A73
実売2万円前後とエントリーモデルの価格帯ながらミッドレンジのSnapdragon 662を搭載する人気モデル。
有機ELの鮮やかなディスプレイとレザーのような質感の背面で全体的な質感も高くまとまっている。さらにSIMカードはnanoSIMカード以外に「eSIM」にも対応しているため、複数のSIMカードを予め登録し切り替えて利用するような使い方も可能だ。
Redmi Note 11
2万円台前半ながら5,000万画素のメインカメラに加え、800万画素の超広角カメラや200万画素のマクロカメラ、さらに深度測定用のカメラのクアッドカメラを搭載。
基本性能もミッドレンジのSnapdragon 680に4GBメモリ、90Hz駆動の有機ELディスプレイと必要十分。さらに5,000mAhのバッテリに、33Wの急速充電にも対応しているため、日常使いでストレスになる部分はほとんどない1台。
OPPO Reno5 A
2021年夏に発売して以降、ベストセラーモデルといっていいほど売れているのがOPPO Reno5 Aだ。
ミッドハイレンジのSnapdragon 765Gを搭載しているため動作も速く、メインカメラも6,400万画素と高画素だ。さらにおサイフケータイや防水にも対応し、3万円台で購入できるのはかなりのバリュープライスと言える。
AQUOS sense6(6GB/128GBモデル)
国内メーカーから選びたい人に特に指示されているのがSHARPのAQUOS senseシリーズ。最新のAQUOS sense6は5Gにも対応しているため、携帯電話各社のオンライン専用プランのSIMカードとの相性も高い。
省電力に優れるIGZO OLEDディスプレイと4,570mAhの大容量バッテリーでスタミナも安心。持ちやすさに配慮したサイドフレームの形状も含め、使い心地を重視したいユーザーにオススメしたい。
Galaxy M23 5G
Androidスマートフォンの中でも黎明期から人気の高いGalaxyからも、遂にSIMフリースマートフォンが登場。
4万円台ながらミッドハイレンジのSnapdragon 750 5Gに6GBのメインメモリ、さらに120Hz動作のディスプレイと基本性能には申し分なし。SIMフリーモデルらしく2枚のnanoSIMカードを取り付けてのDSDVに対応するだけでなく、2枚のSIMカードを取り付けた状態でmicroSDカードも利用できるのも嬉しいポイントだ。
また画面割れや水濡れによる全損にも対応できる有償の補償サービス「Galaxy Care」も用意されているため、もしものトラブルが心配な人も安心して使うことができる。
Xiaomi 11T Pro
高性能なモデルをグッとおトクな値段で選びたい人にオススメなのがXiaomi 11T Proだ。
ハイエンドチップセットのSnapdragon 888に8GBのメインメモリを搭載しながら、同等性能の他社モデルの約半額となる6万円台の値段のお買い得感は魅力的。
1億800万画素のメインカメラに、最短17分でフル充電できる120W Xiaomi ハイパーチャージ、120Hz動作の有機ELディスプレイなど、これでもかとハイエンドモデルらしい機能がてんこ盛りの1台だ。
REDMAGIC 7
SIMフリースマートフォンならではのラインナップとして挙げられるのがゲーミングスマートフォンだ。
NubiaのREDMAGIC 7はゲーミングスマートフォンの中でも最新モデル。最新のチップセットであるSnapdragon 8 Gen1を搭載し、最大165Hzのリフレッシュレートのディスプレイを搭載するなど性能については文句なしの1台と言えるだろう。
価格も下位モデルの「RAM 12GB/ROM 128GB」なら10万円を切るのも大きな魅力。高画質でゲームを楽しみたいなど、スマートフォンに電話以外の機能を求める場合には是非検討すべきだろう。
ROG Phone 5s
国内ではゲーミングスマートフォンの代名詞的存在のASUS「ROG Phone」の現行最新モデル「ROG Phone 5s」も性能を重視したいユーザーにオススメだ。
ゲームに関しては専用のアクセサリーの種類の豊富さも本機の強みで、本体冷却を行うクーラーやゲームパッドとの組み合わせは他の機種にはないゲーム体験を楽しむことができる。
10万円を切る下位モデルでもメインメモリは12GB、本体ストレージも256GBと大容量なのもゲーミングスマートフォンの入門として見逃せない。
Xperia 5 III
超広角・広角・望遠のトリプルカメラを搭載するXperiaのコンパクトモデル。
ミラーレスカメラ「α」譲りの高機能な撮影アプリ「Photography Pro」がプリインストールされているため、カメラにこだわりのある人にオススメだ。
スマートフォンとしての基本機能も幅68mmのコンパクトボディにハイエンドのSnapdragon 888と8GBメモリを搭載し、nanoSIMカード2枚でのDSDVに対応。もちろん、国内メーカーらしくおサイフケータイと防水にも対応している。
motorola razr 5G
コンパクトに持ち歩ける折りたたみスマートフォンもSIMフリースマートフォンで選ぶことができる。
ミッドハイレンジのSnapdragon 765Gに8GBのメインメモリ、そして5G通信にも対応するなど十分に実用的な性能が、折りたためるコンパクトボディに収まっている。
人とは違うスマホを選びたい場合には検討してみてはどうだろうか。
コメント