山の中でパルクールしてるみたい。
ここ数年、四足歩行をする犬型ロボの進化が止まりません。
以前には車輪を履いてスイーっと走って直立する「ANYmal」に驚かされ、人間さながらにハシゴを全力で駆け登ったり、GPTで会話して逆立ちやダンスもできるタイプも登場しました。
スタントマンさながら
中国のDEEP Roboticsが作る「Lynx」は、整地もされていない山の斜面を二足歩行で滑り降り、ガタガタ道も車輪でスイスイ走るだけでなく、高さ80cmの巨石もよじ登る運動性能です。
下り坂を前に逆立ちを始めたり、50度の急勾配も難なく下りますね。
生身の犬ですらここまでできなさそうです。
これに各種センサー類を装着すれば、遭難者の発見などで活躍することと思います。
ヒト型のほうが劣っている?
DEEP Roboticsは二足歩行のヒューマノイドも作っていますが、犬型より俊敏性が格段に落ちます。
バランス感覚は良さそうですが、上半身が重いぶん慎重に動かないといけないんでしょうね。「Lynx」を見た後だと、性能的に劣っているように感じてしまいます。
同じ犬型でも方向性が違う
近年の犬型ロボの流れは、Boston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)の「Spot」からですが、アチラは危険区域の検査などが得意。コチラは運動性能がズバ抜けすぎて、インパクトがすごいと感じました。
将来の犬型ロボはどんなものに?
この先、世界中の開発者はどんな犬型ロボを作るのでしょうか? 考え出したら大喜利が始まってしまいそうです。
Source: YouTube, DEEP Robotics via NEW ATLAS, StartupSelfie