パナソニックは9月13日、同社グループのコネクティッドソリューションズ、山万、ジョルダンら3社が、山万が開発する千葉県佐倉市のユーカリが丘ニュータウンにおいて、「鉄道・バスでの顔認証乗車システム」実証実験を開始すると発表した。
バス設置の顔認証端末
山万ユーカリが丘線ユーカリが丘駅改札口
本実証実験では、パナソニックの顔認証技術と、ジョルダンの決済・チケット管理システム「JorudanStyle3.1」を用い、非接触・非対面での本人確認とチケット確認、乗車管理を行う。
すでに、5月10日より、バスでの顔認証乗車によるシステムの実証実験を開始しており、今回新たに、鉄道でのサービスが追加となる。
実証実験期間は9月15日より2022年1月31日まで。新交通システム山万ユーカリが丘線と、ユーカリが丘コミュニティバスの普通乗車券、定期券が対象だ。
鉄道駅には、コネクティッドソリューションズが開発した、フラッパーレスでポール型の新デザインを採用した顔認証ポールを各駅の改札に設置。通行者の本人確認を行い、ジョルダンの決済・チケット管理システムで、チケット情報確認を即時に実施し、通行を管理する。
3社は本実証実験により、近未来を想像させる新しい公共交通スタイルの可能性、利用者の利便性、実用性、街のサービスとしてのあり方の検討と構築に取り組むとしている。