ついに2023年6月9日に日本公開される実写版『リトル・マーメイド』。本作の公開を比較的待っている方である私(中澤)。「まだかな~」とニュースを検索したりしていたのだが、昨日、公式サイトに注意喚起が投稿されているのを発見した。
このタイミングで? 日本公開まで残り2日ですよ? そう思ったのだが、あまりニュースになっている様子もなく、その割に大事なことだったのでお伝えしたい。
・『リトル・マーメイド』光点滅シーンに関して
そのニュースは「『リトル・マーメイド』光点滅シーンに関して」というもの。まずは内容を以下に引用すると……
「6月9日公開『リトル・マーメイド』本編には、一部、光に対して敏感なお客様がご覧になられた場合、光過敏性発作やてんかんの症状など、光感受性反応による諸症状を引き起こす可能性のあるシーン(光の点滅が続くシーン等)が含まれております。光に対する感受性は個々のお客様によって異なりますので、ご鑑賞いただく際には予めご注意ください。光刺激に敏感なお客様は、ご鑑賞に際して、注意深くご判断いただくようお願いいたします。」(リトル・マーメイド公式サイトより引用)
──「光点滅シーン」「光過敏性発作」「光感受性反応」と来れば、ある世代の人にはピンと来るものがあるはず。そう、ポケモンショックである。
・ポケモンショックとは
41才の私が中学生の時、テレビ東京系列で放送されていたテレビアニメ『ポケットモンスター』で起こったこの事件。第38話「でんのうせんしポリゴン」で激しい点滅が多用される箇所があり、放送を見ていた視聴者に失神したりする人が続出した出来事だ。
人気作ということもあり視聴率も高く、ゆえに影響を受けた人も多くて、当時、ニュースでも大きく取り上げられていたことを覚えている。なんなら、これがキッカケで日本放送協会の国内番組基準も変わっているし、「テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てね」というテロップもこの時から出るようになった。
・隣にいる人が光感受性反応で失神した時のこと
ちなみに、光感受性反応は、カメラのフラッシュやライブハウスのフラッシュでも起こる。というか、実際、私の友達がライブハウスのフラッシュで失神したことがあるのだ。隣にいる人がフラッシュで失神するのマジでビビるぞ。現場での原因不明感が半端じゃないのである。このまま死ぬのかとさえ思うレベル。
というわけで、光刺激に敏感な人はマジで気をつけた方がいい。と言っても、私自身、自分が光刺激に敏感なのかどうか分からないため判断しかねている。公開初日に観に行こうと思ってたけど、どうしようかな……。『リトル・マーメイド』公式が言うように注意深く判断したい。
日本に先立って公開された海外では、賛否両論色んな点で話題になっている『リトル・マーメイド』。ここ日本の公開も一筋縄ではいかない様子。映画を観に行く前に知っておいた方が良いことのため記事にてお伝えさせていただく。
参考リンク:『リトル・マーメイド』光点滅シーンに関して
■シーン画像:(C) 2022 Disney. All Rights Reserved.
■公開:6月9日(金)全国劇場にて公開
執筆:中澤星児