ここ数ヶ月、ずっと追っかけ続けている餃子があった。「京縁」という無人販売所のものでちょいちょい覗くも、常に売り切れ状態。単に補充されていないのか、それとも人気すぎるのか、とにかく謎に包まれていて気になっていたからだ。
いつの日か手に入れて食べてみたい──。そう思っていたことで暇さえあれば足を運んでいたのだが、先日ついに時は満ちた。苦節数ヶ月……なんと初めて在庫があって、ようやく購入することができたのである!
・ようやく手に入れた京縁の餃子
こちらが念願叶って入手できた京縁のスタミナ餃子で、袋の中に詰められているだけと極めてシンプルな売り方をしていた。ちなみに20個入りで1000円。店舗の多い「餃子の雪松」が36個1000円だから、数より味で勝負していると考えてよさそうだ。
なんでも、スタミナ餃子は「子どもから大人まで」「にんにくタップリで焼いてもスープにもピッタリで、お肉と野菜をたっぷり食べられる」そうな。もう1つプレミアムW生姜餃子という餃子もあるらしいが、そちらは依然として売り切れのままだった。
さて、ここまでジラされ続けてきたのだ。もう期待度はブチ抜けているし、すぐさま食べてみよう。蒸して焼いて作ること10分ほど……
おぉ〜美味しそう! いいじゃん!! 焼いている途中も皮の中でブクブクしていたし期待できる!! そのように私と編集長のGO羽鳥は盛り上がっていたのだが、ここからまさかの展開になったからビックリしてしまった。
・正直な感想
もう結論から言ってしまおう。実際に食べてみた感想を正直にお伝えすると……
この餃子は……
少なくとも
私たちに
合わなかった……
好みは人それぞれだと重々承知している。でも……それでも……餃子から魂を感じなかったというのが本音である。味を噛みしめたら味噌みたいな甘さを感じる部分があるも、美味しさに繋がっているかと聞かれたら疑問符がついた。
餃子の特徴としては水分を含んでいて皮も緩めであること。そういった餃子は存在するが、ストロングポイントになっておらず皮と餡もマッチしているとは言えなかった。
ならば……ということで醤油やポン酢などアレコレ試してみたものの、コレだという相性を見つけられず。どうしても不完全燃焼な気持ちが残ったことで厳しい印象になってしまった。
今回、購入した販売所が売り切れ続きだったのはたまたまかもしれない。しかし、もし怠惰で補充されずに売り切れていたのであれば喝だと言いたい。向き合う姿勢は必ず表に出る。餃子から魂を感じなかったのはそういったところだぞ、と。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.