海老大好きっ子のみなさんに朗報だ。現在、ゆで太郎で販売中の季節のかきあげ『ほぼ海老だけのかきあげそば』は、真面目にほぼ海老だけで出来ている。チェーン店の立ち食いそばでここまで海老まみれのかきあげには、滅多にお目にかかれないハズだ。
しかもその海老のクオリティが、立ち食いそばにありがちな “名前だけの海老” ではないから素晴らしい! いや善良かよ!! ゆで太郎というだけで地味である感は否めないが、その誠実さを評価しつつみなさんに『ほぼ海老だけのかきあげそば』をお知らせしたい。
・トラウマ克服
つい先日、およそ20年ぶりにトラウマだったゆで太郎を克服した私(サンジュン)は、あれ以来何度かゆで太郎で食事をしている。この20年間、ゆで太郎を毛嫌いしていたけれど、今では小諸そばと同じくらいゆで太郎が好きさ!
それはさておき、つい先日フラッと立ち寄ったゆで太郎で目に留まったのが「季節のかきあげ」だ。どうやらゆで太郎では定期的に具材が変わるかきあげを提供しているようで、2月のかきあげが『ほぼ海老だけのかきあげそば』らしい。
・海老9割?
しかも店内放送によれば「以前ご好評いただいたメニューがパワーアップ」「今回は9割が海老」だというではないか。松屋の「ごろチキ」の例を挙げるまでもなく、カムバック系の商品で外す可能性はさほど高くないハズだ。
それでもその時点では「とか言いながら9割は大げさでしょ~?」と思ったことはさておき、注文してから揚げてくれる ゆで太郎のかき揚げで「マズい」ということはあるまい。というわけで『ほぼ海老だけのかきあげそば(680円)』を注文した。
・ガチの海老
で、待つこと数分。やってきた『ほぼ海老だけのかきあげ』には想像よりも大ぶりの海老の姿が。おお? てっきり立ち食いそば基準の乾いた海老が出てくるかと思いきや、見ただけでプリプリが伝わってくるうやないか……!
で、味の方は揚げたてなので当然のサクサク食感で、とにかく海老がプリップリ!! というか、立ち食いそばでこんなにちゃんとした海老を食べた記憶が無い。例えるなら「ちゃんとした町中華のエビチリ」の海老くらいはしっかりとした海老である。
海老の他に入っているのは水菜くらいなので、真面目に『ほぼ海老だけのかきあげ』はほぼ海老だけ。いや、善良か! 良心的か!! コメダ珈琲の “逆詐欺” とまでは言わないが、少なくとも誇大広告の要素は皆無であった。
・誠実さゆえ
失礼は百も承知だが、ゆで太郎の『ほぼ海老だけのかきあげ』が本当にほぼ海老だけで出来ていようと、そしてそれが美味しかろうと、いかんせん記事のメインとして ゆで太郎は地味である。……が、その誠実さに私は胸を打たれ筆を執った次第だ。
なお、『ほぼ海老だけのかきあげ』はそばだけではなく、丼でも単品でもOKとのこと。期間限定メニューなので、海老が好きな人、そしてゆで太郎が好きな人はお早めにどうぞ。地味だけど良心的かつ誠実なメニューである。ゆで太郎だから地味だけど。