【2022年まとめ】「かつや」の意味不明な期間限定メニューを振り返ってみた結果 → ぶっちぎりの優勝がいた

ロケットニュース24

激動の2022年が間もなく終わろうとしている。ならば今年も振り返っておかねばなるまい。俺たちの心のとんかつチェーン「かつや」が発売した壮絶な期間限定メニューの数々を──。

生粋の “かつや者” として、今年登場したすべての限定メニューを制覇してきた私(あひるねこ)。今回はその中から、特に頭がおかしかったものを厳選してご紹介しようと思うぞ。果たしてあなたの “推しカツ” はランクインしているだろうか? 以下、永久保存版なり!

・その1. デミチキンカツ

新年早々、いきなりエンジン全開で襲い掛かってきた俺たちの「かつや」。『デミチキンカツ』という商品名から、メニューの主役がチキンカツであることは火を見るより明らかだったが……そこで我々が目にしたのは、チキンカツを覆い尽くす豚肉と玉ねぎの山であった。


この謎の集合体を、あろうことかデミグラスソースだと主張する「かつや」。さすがにそれは無理があるんじゃ……!? と多くの人が思ったはず。ただ、おそらく今回の件でもっとも驚いているのは、ソースという名の豚をかぶる羽目になったチキンカツ本人だろう。天変地異の如き珍商品であった。


・その2. 豚ハラミのスタミナ炒めとチキンソースカツ丼

何かの不具合で「ラーメン二郎」の画像が表示されたと思った? 残念、カツ丼です。どう考えても麺とスープが待機していないとおかしいルックスであるが、大量のキャベツに もやし、豚ハラミをかき分けた先で待っていたのは、しっかり1人前のチキンカツ丼だった。やめろサプライズ!


ちなみにこの時、私は追加料金でヤサイマシマシにしたつもりだったのだが、オーダーミスなのか何なのかマシマシにはなっておらず、その結果、通常サイズをマシマシだと思って食べ続けるという大トラブルが発生した(レシートで判明)。

あれがマシマシじゃないというなら、本当のマシマシは一体どんな怪物だったのか……? 想像するだけで恐ろしいが、今となっては真相は闇の中だ。


・その3. カツ煮冷やしそば

優勝である。ぶっちぎりの優勝である。全体的に大人しい商品が目立った本年度の商品の中で、この『カツ煮冷やしそば』は信じがたいほどの光を放っていた。誰が冷たい蕎麦(そば)の上に熱々のカツ煮をのせようと思うだろう? そこはせめて温かい蕎麦やろ!


しかも驚くことにこのカツ蕎麦、半ライスが標準装備されているのだ。危なく「頼んでません」と言いそうになったぞ。どのタイミングで食べればいいのか困惑しつつ、とりあえずカツ煮を半分のせてミニカツ丼にしておいた。あの伝説の迷メニュー『カレーうどんカツ丼』を彷彿とさせる逸材の登場である。



──以上、特に頭がおかしいと思う商品を厳選して振り返ってみた。個人的には『デミチキンカツ』のほとばしるサイコパス感も捨てがたいが、やはり優勝は断トツで『カツ煮冷やしそば』ではないか。そこに麺があったら、四の五の言わずにカツをのせる。これぞ由緒正しき「かつやイズム」である。

果たして来年はどんなアクロバティックな “カツ動” を我々に見せてくれるのか? 俺たちの「かつや」の2023年が、今から楽しみでならない。

執筆:かつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.

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