ガッシガシ洗える「ささら」は、鉄鍋のベストパートナー

さっと洗えるこの手軽さ。

ささら(竹ささら)って知ってますか? 大阪ディヴィジョンじゃなくてお掃除道具の。

細い竹を束ねたコレが、ささら。スポンジと同じようなポジションの掃除道具なんですが、鉄フライパンや中華鍋のような非コーティング系の鍋を洗うにはコレがとっても便利なんですよ。

竹のしなりとトガりが、汚れをこそぎ落とす

某長崎ちゃんぽんチェーン店でバイトしている時、調理後の鍋を素早く洗うためにささらを使っていました。スポンジと違って鍋肌をこする力が非常に強く、洗剤なしで汚れを撃退できるのが強みです。

竹が程よくしなってくれるので、軽い力でゴリゴリ洗えます。ダマになった小麦粉やコゲコゲになった肉片も、ささらだけでスルっと落とせるちゃいますよ。同じような掃除をスポンジでやるとかなりの重労働でしょうね。

先端はこんな感じ。竹特有のコシの強さが頼もしいですが、しっかり乾燥させないとカビてしまうこともあります。洗浄後はしっかり乾かしてから収納しましょう。

僕は地元の調理器具屋で買いました。価格は500円前後だったかな? いま使ってるのは二代目ですが、どのメーカーも構造に大差はないと思います。パール金属さんのような老舗なら間違いないと思いますね。

「鉄鍋は洗剤を使わないほうがいい」といった風潮もありますし(使ってもOK)、洗剤を使わずとも汚れを落とせるささらは鉄鍋との相性抜群。炒め物や煮物程度ならお湯で流しつつささらでシャッシャするだけで、きれいに洗えますよ。

ただし、テフロンやフッ素加工系フライパンへのささらは、加工強度によりけりですが基本的には非推奨です(コーティングを傷つける可能性アリ)。鉄、鋳物、鉄板などにはOKなので、スキレットや柳宗理の鉄フライパンのような鉄感が強い鍋を持っている人は、ぜひささらをご導入あれ!

Photo: ヤマダユウス型